KOREA-7
〜韓国旅行のその7〜

KOREA-1
韓国に着いて

KOREA-2
水原

KOREA-3
民俗村〜明洞

KOREA-4
ソウル景福宮

KOREA-5
宗廟・昌慶宮

KOREA-6
昌徳宮

KOREA-7
旅のまとめ

2004.3.21
総括

韓国のバイタリティー

経済発展の理由

経済発展の理由は色々あるでしょうが,その原動力となったのは,自動車産業のような気がします。
車は右側通行で,多少戸惑いますが,その車の飛ばすこと! 飛ばすこと!
ソウルの夕方の渋滞も半端ではありません。
その車の大半は,国産車です。外国車は殆ど見かけません。日本同様,その車は綺麗で,洗車もまめにやっている人が多いように感じました。
日本が豊かになりかけた昭和40年代後半(私の十代の頃)の雰囲気が漂っていますが,当時の日本と違うのは,コンピュータの発達。繁華街には,PC房(ピーシーバン)と呼ばれる店が数多くあり,私が十代の頃,インベーダーゲームが流行ったように,そこで韓国人は,ネットを介した対戦型のゲームに夢中になっていました。
もう一つは携帯電話ですかね。老いも若きも携帯を持っている光景は日本と同じ。
街には,HYUNDAE,SAMSUNG,LGなど,財閥の名前が踊っています。こうしたコンツェルンが韓国経済を引っ張っているでしょうねえ。

お買い物

デパートに2軒行った(どちらもロッテ系)のですが,免税店は閑散としていますが,一般のフロアーは客でごった返していました
私も,小中学校の頃,衣服も食料品もデパートでした。休みの日は,家族で,自動車で,デパートにお買い物・・・って感じでしたねぇ。
今,日本では,日用品をスーパーで買う人が多いのではないかと思いますが,韓国の場合,安いものは南大門などの市場,ちょっとお洒落なものを買うならデパートという感じでしょうか。イトーヨーカドーとか,ダイエーとか,ジャスコというような大きなスーパーはなかったなあ・・・。

渋滞の理由

仁川からソウル市街に行く道はソウルの南側を流れている大河である漢江の南岸にあります。片側6車線はある道ですが,30km進むのに1時間半掛かりました。
時速10kmですね。
中心街に行くためには,漢江を北に渡らなくてはいけませんが,流石に6車線という訳には行かず,3車線か4車線。渋滞するのも当然です。
ソウルの人口は1千万人。ソウル市街の広さは,東京の山手線の内側の・・・半分くらいでしょうか?
人が移動すれば,混むのも当然です。

道は車優先で,人は道路を横断するとき,多くの場合,地下道を通らなくてはなりません。
バス運賃が安いですから,東京人なら歩いて移動する距離をソウル人はバスに乗ります。(地下鉄の運賃も安かったですよ)

バス

繁華街のバス停では,ひっきりなしにあちこちに向かうバスが,行き交います。
車線が多い道では,駐停車している車も多いので,バスには,正面に路線を告げる番号が示されており,目的のバスが見えると,バスを待つ人はバス停を離れてバスに近づきます。バスが止まるのを待って乗ろうとすると,そのまま通り過ぎてしまうバスもあるほどで,バス停を離れて30m先に行ったバスに追いつき,乗せて貰うことも当たり前。
乗る人が一段落すると,入り口を開けたまま,バスは出発します。
忘れた頃に,入り口を閉める運転手も多いのです。
終点であっても,出発時間を待つようなことはしません。時刻表なんて存在しません。運転手は,ひたすら路線を往復します。いつ休むのでしょう。ひょっとしたら,与えられた路線で,幾ら稼ぐかが,勝負かも知れないなと思いました。

問題は・・・

住宅でしょうねえ。ソウル郊外,スウォン郊外は高層マンションが林立。通勤も大変でしょう。韓国民俗村はスウォンから,かなり離れているのですが,ソウルへ通じる高速道路に近いからか,高層マンション群がありました。ここに住む人々が自家用車やバスで移動したら,道が混むのも当然です。

ソウル中心街

暗くて判りにくいですね

韓国の食べ物

辛味

勿論,韓国料理というと辛いのが主流です。何にでも唐辛子が使われています。
往きの飛行機(大韓航空機)から,「コチジャン下さい」という声がフライト・アテンダントに飛びます。往きはパスタ,復りはピラフでしたが,味が薄いと感じた人は,日本人が醤油を掛けるのとの同じように,コチジャンをまぶして食べるようです。
味噌汁もあるのですが,出汁が利いていない。代わりに,唐辛子が入っています。
韓国の人にとって,味は唐辛子の辛味が決め手のような気がします。
もうひとつは,ごま油でしょうかね。韓国風の海苔巻きは,海苔の表面にごま油が塗ってあります。確かに乾燥してしまわずに良いでしょうし,味もつくでしょうが・・・・。

焼き肉・鍋物

焼き肉では,牛はやはり高く,豚は安い。焼くのは店の仲居さんで,客にはやらせません。骨付きカルビは,日本のような網(網とは云わないかなあ)で焼きます。豚の三枚肉や,プルコギは,傾斜の緩い日本で云うジンギスカン鍋で焼きますが,溝は放射状ではなく,同心円的に彫られています。その中心に取っ手がついているのは考えてありますね。骨付きカルビの店では,食べ終わるまでに,5回ほど網を替えました。焦げ付くと洗うのが大変だからでしょうか?

それよりも,ビックリするのは,副食としてついてくる「おかず」の数々。キムチはどこでも出てきますが,焼き肉を頼むと,そのほかに,オイキムチ・水キムチ・蛸の塩辛・トウモロコシのマヨネーズ焼き・サラダなどなどがテーブル一杯に「箸休め」が並べられます。とても食べきれる量ではありませんでした。

ガイドブックに出ている,明洞の海鮮鍋が評判の店に行きましたが,とても美味しいと云えるものではありませんでした。日本人が沢山来ていましたが,満足している人は多くなかった気がします。ガイドブックは信用しない方が良いかも・・・。

雪膿湯(ソルノンタン)は,怪しげな肉片が入っており(食べられないほどではない),味付けはなし。塩と胡椒とキムチで自分の好みの味にして食べるようです。

ハサミ

雪膿湯を食べるときのこと・・・。キムチの入れ物(幅20cm奥行き15cm深さ18cm)にトングとハサミが入っていたので,???でしたが,現地の男性が一人,後から入店。トングで自分の皿にキムチの塊をとり,おもむろにパチパチと食べやすい大きさに切り分けました。納得・・・!

骨付きカルビを焼いている仲居さんも,骨についた肉を切り離すのに,ハサミを巧みに操ります。

箸・茶碗・皿

最後に食べ方ですが,箸はおかずを食べるためのものであって,ご飯はスプーンで食べるもの。皿やご飯の器を持ち上げるのはマナー違反
箸は平べったく金属製(一箇所プラスチック)。使いにくいということは,ありませんでした。
でもご飯は茶碗を持って食べたいなあ。と思っていたら,韓国の人が茶碗を持って食べていました。な〜んだ!と安心。

このビビンバが一番美味しかった

日本との関わり方

壬辰倭乱・韓日併合

ソウルの主要な建築物は,豊臣秀吉の朝鮮出兵で焼かれたようです。そして,20世紀に入ってからの韓日併合によって,破壊された・・・(日韓とは書いていません)というのが随所の説明坂に書かれていました。日本も非道いことをしたものです。
それは,あくまでも日本の当時の為政者によってなされたものであって,今の日本人がやったことではありません。観光に行った私が責任を感じることはないですが,異国を日本という国のために利用しようと云う人物に権力を握らせないように,監視する責任が私にもありますね。

ハングルと日本語は多分,兄弟

どう考えたって,韓国語と日本語は兄弟,姉妹でしょう。近親憎悪のような気持ちで,お互いに認めたがらないのでしょう。前からそう考えていたのですが,今回の旅行で確信を持ちました。
発音自体は違いがあり,韓国には「ツ」がなく「チ」になってしまいます。日本では,表記しない音も存在しています。・・・これは難しい・・・
私は漢字が読め,ローマ字で完工式の漢字の読みもあって,それも読めますが,読み方が違い,漢字と読みのギャップに苦しみました。ハングルは便利な文字で,是非覚えて,次回の訪問に備えたいと思いました。

観光案内

観光案内所では日本語を喋れる人と,日本語のパンフレットが用意されています。
有り難いことですが,それだけ日本人観光客が多いと云うことでしょう。
更に,在日韓国人の帰国というか,里帰りというか(実際には観光かな)が多いのでしょう。ハングルを知らない在日三世,四世も多いのでしょう。だから日本語は必要。
我々のツアーの同行者,我々以外は在日の方でした。

日本人は,入国審査も簡単でしたが,中国人らしき人は入念に調べられていました。
欧米人らしき人と,日本人は,フリーパスって感じですね。

物価・お金

日本に比べると,物価は安い気がします。それも,1000ウォンを100円と換算するからかもしれません。ウォンを1/10にすれば,円です。1万と聞くとびっくりしますが,1万ウォンは千円。1万5千円を両替したら,ウォン札がごっそり。15万ウォンですからね。金持ちの気分。
ただ,千ウォンを札で使う機会が多いのが大変です。5百ウォンから下がコインです。
日本人の感覚から云うと,100円玉:1000ウォン貨を作ってくれ〜という気持ちです。
でも考えてみると,アメリカでも1ドルは札ですからねえ〜。仕方ないか!

ハングルと日本語と英語で書いてくれていると便利です

楽しい旅行でした。

また,行ってみたいものです。
今度は誰かを案内できるかも知れませんぜ!

次に行くときも,水原(スウォン)の華城(ファソン)に行って
この見ることが出来なかった
八達門
(バルダルムン:南門)から

西側を廻って北まで行きたいものだ
(車が写っていないベストショット)

普段はひっきりなしに車が行き交います

こんな風にネ
(写真提供は,6日後に韓国に行ったYossie氏です)

最後に
旅の仲間が提供してくれた写真を紹介します

昌慶宮で作戦を練る
 

昌慶徳宮から昌徳宮への坂を登る旅の仲間1の先に私

見逃してしまった韓国民俗村の
 
田楽と飛び板(シーソー)

このシリーズは終了です

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最終更新日 : 2004.04.12

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