済州島観光・第2日の3

2009年12月24日

第2日
今も人が生活している城邑民俗村(2-3)

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万丈窟から南へ20分
山間の里

城邑民俗村
(ソンウップミンソクチョン)
に到着

先ずはバスの中から見学

城門

李朝時代500年間政治の中心だった村を観光用に公開

城壁

別の門

実はまだ修復中

今日は24日で休みかな(クリスマスイブだから)と思ったら

お兄さん達は休憩中だった

役所

ここだけは瓦葺き

風の強い済州島では

茅で屋根を葺いて
十文字に縄で縛り(風に煽られぬよう)
軒先を下げている

これが済州島の伝統家屋
窓や扉はサッシだけどね

屋根は一年に一度葺き替えるため

材料を置いてある

城壁の外側には


ミカンの樹
大根に唐辛子に白菜


村の一軒の家をボランティアが案内してくれる

もっとも古いトルハルバン

入場・入館は無料だ
(謎は後ほど判明)

この屋根からは
冬虫夏草

採れる

万病に効く漢方薬
冬に萱の中に湧いた虫に茸が生える
それを乾燥させて飲む

ガンも治っちゃう

済州島に無いもの三つ
泥棒・門・乞食

泥棒がいない(誰もが知り合いだから?)から

門はなく
その代わりに両側の石積みに三カ所穴を穿ち
三本の丸太を渡してある

一番上の一本だけの場合

ちょっと,そこまで出掛けてるけどすぐ帰る

二本の時は

今日は海や畑に出ているけど,夕方には帰る

三本は

結婚式などで2・3日留守にする


在・不在を表現

今日は人がいるから

全部下ろしておきます

敷地の内側にはミカンの樹と白菜

ボランティアの女性(46歳・ふくよかな長男の嫁顔だけど次男の嫁)は
この時季,白菜を見ると,憂鬱になるそうだ
離れている親類縁者にも送るため
キムチ
の仕込みが待っているからだ

済州島の男は働かない
一夫多妻で
舅はもう一人妻がいて
彼女の亭主は博打(花札)好きで
二日帰ってきていない

女が働き者で畑仕事もあれば
海での海女の仕事もある

現役の海女は三重県にも請われて出向いている

あの運転手さんは良い人で
済州島の生まれではない
釜山の生まれだ

教えてくれたのは彼女でした
(訛りで判るらしい)

スキを使って畑を耕すが

牛ではなく・・・済州島の場合は・・・馬が動力源

という訳で

馬小屋は大変立派

済州島の在来馬は
ポニーのように背丈が低く
短足で・・・
(そういえば彼方此方で見掛ける)

ここは家長の家

一番奥に立つ

ここは豚の囲いだが

説明役のお姉さんが立っているところが
トイレ

この石の隙間から落とすと

豚の餌になる
(男性は気を付けないといけない・・・と)
彼女が嫁に来た頃は・・・顔を隠して・・・このトイレを使っていたそうな
(この家の嫁ではないだろうが)

母屋のオンドル

部屋を暖める薪燃やしは主婦の役目だそうな

お父さんとお母さんの居間

テレビも冷蔵庫も現代生活に欠かせないよね

入り口のつっかえ棒を外すと

雨除け・風除けになり
昼間は太陽を遮る

台所は1カ所で竈は5つ並ぶ

この家には
父母・長男夫婦・次男夫婦・三男夫婦・四男夫婦が住み
食事は各々の嫁が作る
(面白いなぁ)
長男は偉いのでリフォームして近代的に家の裏に台所を作っている

今はフライパンがあるけど
昔は,この蓋が,フライパン代わりで
子どものおやつとしてチヂミを焼くのに役立っていた

子どものゆりかご

ネットが張ってあって
ぐずるときは足で揺らし
おしっこは笊の目から下へ
うんこは逆さにして豚の餌?

済州島の人間は揺らされて育つので
車酔いも船酔いもしないと言っていたが
???

水汲みは女性の仕事
水が浸透してしまう熔岩石のこの島では井戸が少なく湧き水を汲みに行かなくてはならない
(昔はね)

この水瓶は嫁のシンボルで・・・これを割ると「もう我慢ができない!」という意味になるらしい
臼は雌の馬と牡の馬二頭で回す

水は貴重だから樹に落ちた雨水を貯めて

洗濯・食器洗いに使う

この後,公民館に案内され・・・
・・・冬虫夏草・・・馬骨・・・五味子茶を紹介され
「馬骨粉末は国が売っていて儲けはない」

宣伝されるが
半年分で2万円もするのでお断り

山の実を採って寝かせたオミチャを購入しました

数年寝かしたものだそうだ

粉末のものより断然美味しい

つうことで

記念撮影をして終了

さて・・・今回の目玉企画:ソンサンイルチュルボへ向かうぞ!
その前に昼食だけど

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