2018/08/09
〜これは四番勝負

「異郷のぞみし」
〜佐伯泰英〜

『異郷のぞみし』:佐伯泰英(さえき やすひで):2018年6月17日:双葉社:¥648:茂原市立図書館
 空也十番勝負・青春編・四番勝負
〜坂崎空也は五島列島から対馬に来て,彼方に異郷・高麗を望んだ。眉月との約束もあったからだ。途端に対馬宗家の重臣に発見され,朝鮮船へ同行を求められたが断り,後難を予感して立ち去ったが,追っ手が差し向けられた。杣小屋で同宿した小間物売りはトラ吉と名乗り,公儀隠密と知れた。朝鮮通信使の往来がなく,藩財政が窮乏している対馬藩江戸家老が,アヘンの密輸に手を染めており,その証を求めていたのだ。偽の使いを船に送り,手薄になった船からアヘンを手に入れ,空也は立ち合った朝鮮剣士の腕の健を切った。長崎奉行所の船で対馬を出た空也は壱岐で降り,黒崎岬の猿石で六尺棒を操る朝鮮剣士と稽古を積み,対馬で破った朝鮮剣士の師が送り込んだ手先に囲まれたが,脱出して平戸へ。平戸では藩主の歓迎を受けて心形刀流などと稽古をする一方,南蛮平戸剣法の夜稽古にも加わり,左手の楯を攻撃に使って稽古仲間を破った。稽古仲間が消えた頃合いで,弩弓を従えた李智幹老師が跡取りの敵討ちで現れたが,手下を囲った南蛮平戸剣法家が手出しを封じた中,五尺四分の棒先に剣と飾りを付けた老師との尋常勝負に勝利した。次の目的地は長崎…〜
 佐伯さんの道が開かれたのは,磐音シリーズからだったから,そう簡単に止めさせて貰えないんだね。小遣い以上のお金を稼げるし。最初から十番勝負なんで,大怪我もさせられない。勝つのは当たり前で。取材と称して長居するんだろうなぁ,佐伯先生

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最終更新日 : 2018.08.09

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