2018/06/01
〜は?

「ビニール傘」
〜岸政彦〜

『ビニール傘』:岸政彦(きし まさひこ):2017年1月30日:新潮社:¥1400:県立CSRD高校図書館
 社会学者が書いた短編2つ
〜「ビニール傘」和歌山の専門を出てミナミの美容室に入って最初に仕事を教えてくれた男の子と同棲を始め、先生の彼氏に誘われて食事に行った辺りから店に居づらくなり、キタ新地のガールズバーでバイトしていたが、仲良くなった同僚が「今から死ぬよ」とメッセージを残して本当に死んでしまった。和歌山に帰ろう。「背中の月」デザイン事務所に勤める妻・美希から昼頃「頭が痛い」とメッセージが入っていて帰宅していたら脳梗塞で死んでいた。環状線から見える廃屋で空想を広げ、1時間も前に着いてしまった職場で辞表を作って社長の机に置き、家に帰ってジャージに着替え、築40年のマンションに鍵を掛けてその鍵を郵便受けから中に落とし、大阪港に行く〜
 テーマは…何もない田舎から大阪に出て馴染めず田舎に戻る女、と大阪の片隅で妻と肩寄せ合って暮らしていた男が急病で妻をなくし、ていうもので、目新しくないが、書き方が新しい? いろんな人の視線で書いておいて、後で種明かし・という?

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最終更新日 : 2018.06.01

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