2017/08/09
おっと徳兵衛さんの話も出て来た〜

「本所おけら長屋B」
〜畠山健二〜

『本所おけら長屋B』:畠山健二(はたけやま けんじ):2014年9月22日:¥620:PHP研究所:県立C高校図書館
 「おけら長屋」入居希望者、続出!?個性あふれる登場人物、粋なオチが癖になる
〜左官の八五郎が兄弟弟子の為と端唄を習うことにしたのは女師匠が粋だから。でも突然姿を消した。親方の引退祝いに唄を披露しようとして、鉄斎の知り合いの知り合いに話を付けたが、一人で行くのは恥ずかしく、魚辰を巻き込んだ。辰は知り合いが引き取ったお歌にのぼせ上がっているのだ。辰は筋が良く、万松が余計な気を回して、気持ちを伝えさせるが、破落戸に絡まれている場面は本当に目の前で起こったことだった。お歌は辰から勇気を貰ったという。鉄斎が短期間剣術指南を務めていた黒岩藩の小身武士の妻が息子への剣術指南を申し出てきた。父親にはその気がなく、息子も父親に連れて行かれた寄席で咄家になる夢を抱いている。母親に息子の落語を聞かせるしかない。八五郎の娘お糸が縫い物をしていると男女の似顔絵と男から女への手紙が出て来た。出所を探る内、捻挫したお糸を助け、謎を解いたのは、八五郎の親方の養子・文七だった。お梅に男児が生まれ亀吉と名付けられたが、久蔵は北陸の大藩が求めている跡継ぎ誕生の祝いの品を考案し、競争相手の手の内を知ろうとして、相手の風呂敷に手を掛けて見つかってしまい、自分の愚かさに気付く。大家の徳兵衛に薬種問屋の宗右衛門という友ができた。宗右衛門は跳ね返りの娘が石になると云っているのに手を焼いている。相州藤沢から徳兵衛が父親か確かめたいお孝がやってくる。島田が間に入ると、徳兵衛も認めた。孫娘までいることに喜んだ徳兵衛は木田屋宗右衛門と聖庵先生の手伝いを始めたお満を万松の手引きで徳兵衛の仮病で遭わせる〜
 ようやく気がついたのだけど、再販売しようとしてカバーが二重になっている。上に掛かったカバーの絵が可愛らしいからね。云うてみれば頭の天辺まで隠れる腰巻きだ。下に隠された人のイラストをなかったことにはできないからね。徳兵衛とお孝の件は良かったね。これで、スポットが当たっていない登場人物は畳職人の喜四郎・お奈津の二人だぁ

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最終更新日 : 2017.08.09

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