2017/08/08
〜噂の春樹の新作〜

「騎士団長殺し第1部顕れるイデア編」
〜村上春樹〜

『騎士団長殺し第1部顕れるイデア編』:村上春樹(むらかみ はるき):2017年2月25日:\1800:新潮社:県立C高校図書館
 発売されてから5ヶ月は経ってるんだね
〜ぼくは肖像画を描いて暮らしている36歳だが、12歳で死んだ妹を思わせる妻の柚から突然離婚を切り出され、広尾のマンションを赤いプジョーで出て、都心から新潟、東北から北海道を巡って、車が故障して関東に戻り、級友の雨田を頼った所、戦前洋画をウィーンで学んで戦後日本画家として成功した父・具彦氏が使っていた小田原の山の中の家を使わせて貰うことになり、小田原で絵画教室も手伝うことになった。そこで性的関係を持つため声を掛けた主婦は二人目だ。屋根裏の物音はミミズクの仕業だったが、騎士団長殺しとタイトルが付けられた日本画を屋根裏から見つけ出す。不思議な構図だ。谷を挟んで向こう側の白い豪邸の持ち主、免色渉氏から高額で肖像画を描く依頼を引き受けたが、真夜中に家の裏手の塚から鈴の音が聞こえ、免色氏の申し出で、塚の石をどかして、直径1.8m深さ2.7mの穴が発見され、仏具のような鈴だけを底から見つけた。ミイラが見つかるかも知れない予感を抱いたが、絵の中で刺し殺されている騎士団長の姿をした体長60cmのイデアが僕の前に顕れた。そのイデアの呼びかけで今までと異なる技法で免色氏の肖像画は完成し、免色氏から本題である彼の娘かも知れない13歳の秋川まりえの肖像も手がけることになり、何気ない振りを装って、免色氏も娘かも知れない少女に会いに来るというのだ…〜
 うーん、不思議な1Q86のような世界観だね。この世界に馴れるまで時間が掛かった…

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最終更新日 : 2017.08.08

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