2017/02/24
なーる

「さよなら神様」
〜藤崎翔〜

『神様の裏の顔』:藤崎翔(ふじさき しょう):2014年9月30日:\1500:KADOKAWA:東部台文化会館
 第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作…なるほど
〜中学校長を努めた坪井誠造の葬儀。長女の晴美は小学校教諭の道を進んだが暴れん坊の転校生の所為で学級崩壊を経験し,退職。原因となった男児が頭を殴られ一時的に意識不明になったことも影響している。5つ下の妹・友美は女優。晴美の高校の同級生でスーパーの店長をしている斎木直光は中学の文化祭で尾崎豊を歌おうとして阻まれた時に味方になってくれた。反対した柔道部顧問の根岸義法は中学教諭だがロリコンの自覚を持ち,ようやく結婚して出来た息子に柔道と空手を習わせて手が焼けなくなってしまったが,暴走に出掛けるバイクが目と鼻の先で転倒し,家で横になっているだけの赤ん坊に帰ってしまった。香村広子はお隣さんで徘徊老人となっていた夫の介護に疲れていたが,十キロ以上離れた目黒の神社から夫が転落して今は楽だ。鮎川茉希は坪井が務める校長室登校から社会復帰し,盗聴器を仕掛けるストーカーも大家になった坪井のおかげで撃退した。その上の階に住む寺島悠は売れないお笑い芸人だ。先生に関する疑惑が次々に浮上してくる。しかし,千葉に白子海岸が二つあるという話を寺島が始めてから,先生の疑惑は各々の告白によって次第に晴れていき,遂に良い人に戻ってきた。皆が通夜振る舞いから帰り始め,晴美には妹など居ないことが判明する!〜
 読みはじめると先が気になる。思わず拾い読みしちゃったけど,丁寧に読み直して終わって良かった〜でも残り30ページあまりの説明が(ちょっと)冗長だね。友美が女優だってのもポイントか!えっこの人,元芸人なんだって!!

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最終更新日 : 2017.02.24

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