2017/02/03
釣り合いが今ひとつだったのだ〜

「夏天の虹」
〜高田郁〜

『夏天の虹』:高田郁(たかだ かおる):2012年3月18日:\619:角川春樹事務所:県立M高校図書館
 みをつくし料理帖の7
〜源斉の言葉から自分の心星は料理だと定め,和馬に話はなかったことにして貰い,心配無用と請け負われたが,小野寺の縁談がすんなり決まると,心に穴が空いてしまった。料理屋番付からつる屋の名が消え,客のために何の工夫もしてなかったと気付いた澪は,牡蠣と昆布を使った料理を考案する。小野寺家の婚礼後,匂いがしないのに愕然とした澪は,一柳の店主から丸皿を見せられ,載せるのは鯛の粗煮しかないと又次の協力を得て作る。二月限りで翁屋から借りた又次が泊まり込みでつる屋を手伝うが澪の嗅覚は戻らない。最後の日に三方よしの日を前倒し,柚子に胡桃と松の実の入った甘い味噌を詰め込んで干した柚餅子も提供され,又次は吉原へ帰っていった。襷を置き忘れたのを見て澪は大門まで追い掛けて辿り着いた所で,廓内に家事が出た。大怪我をしながらも又次に運び出された野江の髪の焦げた匂いから澪の嗅覚は戻ったが,又次は黄泉へ旅立った〜
 澪は小松原との縁談を断念して,失恋の末に嗅覚を失い,料理番付からも消えた。復活はなるほど牡蠣の宝船は昆布の舟だったか!…ああ又さんが死んじゃって澪は匂いを取り戻す…

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最終更新日 : 2017.02.03

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