2016/06/20
〜だいぶ前の本だった〜

「しゃべれども しゃべれども」
〜佐藤多佳子〜

『しゃべれども しゃべれども』:佐藤多佳子(さとう たかこ):2000年6月1日:\630:新潮社:県立M高校図書館
 本の雑誌が選ぶ年間ベストテン・第一位
〜古今亭三つ葉は二つ目の落語家で蕎麦屋の女将さんだったが昔やった茶道をやり直すことにして吉祥寺に住んでいる婆さんと実家に住む。弟弟子がお多福で倒れて内弟子時代のように師匠の家の雑用をこなすが普段は自由だ。従弟でテニスのコーチをやっている良が内気故に仕事をしくじりそうで,話し方教室を覗いてみたが,黒服の猫の様な女が気になるだけで,良からは落語を教えてくれとせがまれる。関西から越してきて苛められている小学生の村林優はクラスの連中と闘うのだと江戸弁の落語ではなく関西弁の饅頭こわいを練習している。黒猫・十河五月は世間を疑って掛かっており,せっかく出かけたホオズキ市でも三つ葉を怒らせるように一人で拗ねている。ここに加わったプロ野球の元代打専門の湯河原太一は嫌われ役の毒舌も吐けないラジオの野球解説で満足に話せない。いじめの原因が野球だと知った面々は湯河原に直接指導を乞うが,結果は空振り三振で疾走騒ぎを起こす。三つ葉もスランプまっただ中。一門会は近い。二日酔いの頭を抱えて稽古に出向いて意外な出来に周囲も本人も驚き,一門会も巧くできた。次は五月と優の発表会をいじめっ子本人を呼んでやるのだ〜
 本の雑誌の名前もとんと聞かなくなってしまった。平成12年が西暦何年になるか計算していて,16年前だから…えっ!2000年!! びっくり

6月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2016.06.20

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送