2015/11/20
凄い勢い〜

「掟上今日子の遺言状」
〜西尾維新〜

『掟上今日子の遺言状』:西尾維新(にしお いしん):2015年10月5日:\1250:講談社:県立M高校図書館
 凄い勢いで書いているよねぇ
〜隠館厄介は長身を活かして推理小説専門の古書店に勤めるが,7階から飛び降りてきた女子中学生のクッションとなって腕と脚を骨折した。以前務めていた出版社の上司で,若手漫画雑誌編集長である紺藤文房から,阜本舜の「チチェローネ」が少女の遺書に引用されて,漫画家が引退しようしているので真相を探れと依頼が来る。掟上今日子は,その漫画は面白くないから,影響力はないと言い切り,漫画家を激怒させる。在学中の有名私立中学の潜入では,少女は浮いていたと聞き込むが,今日子はセーラー服に着替えさせられて帰ってきた。自宅に向かう途中,司書から聞いた話で,少女は内心を探られるのを極端に嫌っていたことだけは判った。入院中の病院も空振り。セーラー服代わりの服を買いに行かされ,自殺未遂現場で1時間後に再会すると,遺言少女宅へ不法侵入を試み,本棚を見たが空振りだったという。彼女の内腿には「自殺でなかったとしたら?」とメモがあるが,これは前日の事件のメモらしい。突然辿り着いた真相は,古書店主を狙いにした体当たりテロの目印が傘だったのだが,偶々降った雨に傘を借りた厄介が標的にされたのだ。そもそも,分析されること・理解されることが嫌だった女子中学生は,出入りしている古本屋で,お前向きの本が入ったと言われて殺意を抱いたのだった。自殺に見せかけて,でも友がいないことが理由にされるのも嫌だったし,家庭が知られるのも嫌だった。漫画が原因だったと誤解されることを選んだの〜
 もう少し簡単に描けそうだね。テレビのドラマも始まったけど,一話完結のテレビシリーズというのに合っていたんだろうね

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最終更新日 : 2015.11.20

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