2015/11/0
直木賞作家なんだね〜

「我が家のヒミツ」
〜奥田英朗〜

『我が家のヒミツ』:奥田英朗(おくだ ひでお):2015年9月30日:\1400:集英社:県立M高校図書館
 『問題』から4年経ったのかぁ・・値段は据え置き
〜「虫歯とピアニスト」歯科医院の受付をしているが,ファンであるピアニストが親不知が腫れてやってきて,リサイタルにも行くが,やがてばれてしまった。「政雄の秋」次期営業局長にライバルで馬の合わない奴が決まり,政雄は面白くなく,出向く先も決めかねているが,長期休暇を取らされて四国旅行中に,ライバルの父が急死し,妻と二人で通夜に出ることになり,久し振りに会話して,闇が晴れる。「アンナの十二月」12歳で父が実の父ではないと知らされ,16歳になって自分から実の父親に会いたいというと,相手は売れっ子の演出家で,出してくれそうもない留学費用も出てきそうだが…。「手紙に乗せて」母が53で死に,父は仕事にも身が入らず,痩せ衰えていくが,長男の上司は昨年妻を失って手紙を書いてくれ,分かり合える人ができた。「妊婦と隣人」産前休暇に入ってUR賃貸のマンションにいるが,隣人が静かで不気味で,ある晩,出掛けた二人を追うと,警察がわらわら湧いてきて,このことは内緒だと警察官に言われる。「妻と選挙」N木章作家の妻は区議会議員に出馬するといい,仕事は出版不況で仕事が閑になって,選挙カーの運転は引き受け,有権者が集まらず,応援演説に立って,見事に当選した〜
 『問題』と同じ構成で,特に最後の話は,続いている。作家と妻が主人公の話で,本が売れずに,昔のシリーズを復活させろと言われて断ると,Webの連載話で,それも断ると次は書き下ろしに…。この表紙のジオラマ風テイストは,三崎亜記の隣町戦争と重なる

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最終更新日 : 2015.11.08

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