2015/10/15
〜last2の筈が〜

「意次ノ妄」
〜佐伯泰英〜

『意次ノ妄』:佐伯泰英(さえき やすひで):2015年6月15日:\1300:文藝春秋:県立M高校図書館
 「妄」とは出鱈目のことだそうだ。居眠り磐音シリーズ49
〜速水左近が小梅村を訪ねてきて城中の噂として田沼意次が病死したという。密かに屋敷を抜け出した意次直属7人の剣客は,弥助が追って,寸又峡で山籠もり中。松平定信への復讐をなす積もりだろうが,騒動を起こさせてはならない。刃を坂崎道場に向けるべく,利次と霧子の夫婦が寸又峡を分け入っていく。田沼屋敷で働いていた糸女がやってきたが,馬はここまでと馬子に言われ,書状を預かることができた。寺の和尚に偽書を認めて貰い,様子を見る。里に下りてきた一味は服と髪を整えるが,酒好きは酒屋に出向いて只酒を飲もうとして,女房に咎められ刺殺するが,それを見ていた霧子が咄嗟に後ろから心臓を刺して一人始末した。宿を取ろうと先送りした一人は,田沼の使いの糸女と出会ったが,利次が彼らを気絶させ,髪をばっさり切り落として人前に出られない姿とした。沼津では道場破りで宿を得,箱根に向かったかに見せかけたが,船を奪って伊豆を大回りするつもりらしい。先に帰ってきた弥助・利次・霧子は事情を磐音に告げ,老中の警護に数名の門弟を送り出す傍ら,前田奈緒の商売が奢侈禁止令で左前になる前に,吉原への手蔓を使った。ある日,道場の稽古終わりに武芸者がやってくるが,磐音の娘・睦月と九つで一人稽古を続ける空也が人質になってしまった。空也は自分に刃を突きつけている卑怯者と立ち合いたいと願う。空也の木刀が示現流で振り下ろされ,磐音の太刀が柳生永為の首筋を捉えた〜
 珍しく短いあとがきがあったので読んでみると,50巻で完結のつもりだったが,来年の1月に50・51と一緒に出て,終わるというエクスキューズ

10月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2015.10.15

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送