2015/10/03
〜三太が判りやすい〜

「なりたい」
〜畠中恵〜

『なりたい』:畠中恵(はたけなか めぐみ):2015年7月20日:\1400:新潮社:県立M高校図書館
 妖・人・猫・親・立派に「なりたい」
〜寝てばかりの一太郎が店の役に立つため,薬を考案するが,材料として蜜蝋が必要だ。蜂蜜を納めている上総の西八谷村の甚平は,妖になれれば納めると云う。頭を打って一太郎の周りの妖がみえるようになったが,飛べなくなって寛永寺にいる仲間の天狗を訪ねたい天狗が,甚平を攫っていったが,寛永寺の僧に捕らわれた。手ぬぐい屋の店主だった兄は,死にきれず猫又になったが,猫じゃ猫じゃで有名な藤沢の頭を争う,虎と熊の間に入った一太郎は,人の顔当てと算盤勝負を提案するが,なくなった長崎屋の大福帳を探すことになる。江戸甘甘会の会員が殺されたと思ったら,正体は道祖神で,なぜ襲われたのかを探る。長崎屋から嫁に行って子を成さず出戻った女中が,煮売り屋に縁づいたが,そこには壺からこぼれ落ちた唐子の付喪神の三太の親を名乗る初老の男が名乗り出た。年頃が変だ。妖怪に親はいない。長崎屋の近所の大店の若旦那が死んだが,幽霊になっている。跡継ぎになった妹は,破談になったはずの縁談相手と上方に行こうと準備をしている。30両を払えという要求は,どこから来たのか〜
 中間や遠縁の手代が犯人だというのは,いただけないね

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最終更新日 : 2015.10.03

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