2015/07/02
僕が推薦されちゃった

「掟上今日子の推薦文」
〜西尾維新〜

『掟上今日子の推薦文』:西尾維新(にしお いしん):2015年4月22日:\1300:講談社:県立M高校図書館
 備忘録と挑戦状を繋ぐ?
〜僕・親切守は念願叶って警備会社に就職し,美術館に派遣された。よく訪れる白髪の女性は一枚の絵の前で1時間佇む。思わず理由を訊ねるが,2億の価値があるという。別の日,同じ女性がスルーするので聞くと,前回のことは憶えておらず,価値は200万だと百分の一になってしまった。探偵で推理するなら有料だという。その前後,スケッチブックを持ってクロッキーで模写している男の子は,箔井陸であり,抽象画は母なる大地を描いているのだと教えられる。次に来た袴の老人は和久井と言い,いきなり杖を絵に振るった。取り押さえたが,美術館長の知り合いらしく,僕が規定以上の退職金を貰って身を引くことで一件落着した。この泡銭で掟上今日子に推理を依頼する。和久井翁は,額縁制作所の警備を依頼してきた。所有する高層マンションに画家の卵を無料で入居させ,地下で200万の絵を2億にする額縁を制作しているのだ。今日子に警備の手伝いをさせようと相談すると,現場を見てアドバイスはできると言う。和久井翁は電話に出ず,呼び出しにも応えないため,今日子は事件が起きたと,セキュリティを突破して,下腹にペインティングナイフが突き立てられた瀕死の額縁匠を発見し,一命を救う。犯人はこの中にいると32階から各戸を訪問し30階では市役所から来たという今日子さんの嘘を箔井君に見破られた〜
 台詞と台詞の間の心風景が余計だなぁ。これで嵩増ししているようで,冗長。天才少年がどう絡んでくるかと思ったが………まあ妥当な決着だ

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最終更新日 : 2015.07.02

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