2015/06/30
〜半年過ぎたなぁ

「岳飛伝L蒼波の章」
〜北方謙三〜

『岳飛伝L蒼波の章』:北方謙三(きたかた けんぞう):2015年5月30日:\1600:集英社:東部台文化会館
 李俊が沙門島を取り戻し,岳飛と秦容が南宋に侵攻し,海陵王が淮河を越えたが,戻る
〜西遼の執政・母大虫は夷列に即位させると,西の諸部族を糾合し,西夏・蒙古に備えさせる。景嚨を北への拠点とした岳飛と秦容は,岳都を守らせるのを潘寛に,景嚨は荀浩に決めた。公礼の副官には蒼翼を指名した。漳州の近郊にやってきた王清は鄭涼と夫婦になり,笛作りを開始する。金では海陵王が即位し,子午山に課税してきたため,見過ごすことはできない。史進の遊撃隊を出動させた。禁軍は敗退し,兀朮の出動で,膠着した。李俊は沙門島を取り戻すために南宋水軍に挑んでこれを蹴散らしたが,5千が籠もる島に手がつけられない。猟師となっていた源太が船溜まりの石組みを一人で崩したのを見て,李駿は狄成を誘って,砦に火を放ち,降伏させ,十三湊のケイ英を訪問するが,10日前に亡くなっていた。海陵王は,8万の禁軍を率いて淮河を越えて南宋攻略に乗り出すが,軍の総帥になった程雲に痛撃され,退却の道まで閉ざされる。兀朮が乗り出してきて,ようやく帰国の道が開いた〜
 沙門島を巡る争いは終了,金は北からの蒙古の圧力が強くなるはずだが次の巻で? 岳飛と秦容はどこで戦う? 表紙の絵は,狼牙混を持っている南方出身で秦容の従者であった蒼翼か? 裏表紙の熊の毛皮を被った奴は出てこなかったと思う。顔の片側を隠しているのは,秦檜の妻・王妙が護衛につけた桂妍だ!

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最終更新日 : 2015.06.30

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