2015/06/10
単独モノ?

「暗闇・キッス・それだけで」
〜森博嗣〜

『暗闇・キッス・それだけで』:森博嗣(もり ひろし):2015年1月30日:\1800:集英社:県立M高校図書館
 Only the Darkness or Her Kiss
〜僕・頸城悦夫は元同棲相手の水谷優衣からの依頼で,IT長者・ウィリアム・ベックの本を書くためのインタビューで有名な避暑地の別荘にやってきた。友人の赤座都鹿からポルシェを借りた。広大な敷地にはヘリポートもあり,ウィリアムは急用で東京に出掛けており,息子のアンディもいない。妻のサリィとアンディの恋人・シャーロット・デインはいるらしいが,実際に言葉を交わしたのは家庭医のロジャ・ハイソンだけだ。ヘリコプターが帰ってきて,若い女性の悲鳴があがった。僕が会った直後に銃で撃たれたらしい。警察が来て取り調べが始まるが,凶器は見つからず,犯人が外に出た形跡もないため,凶器を持った犯人がいるに違いない。執事の松田・庭師でヘリの操縦士で技術者でもある柴村光一と,その妻・庭師の三代目・寛美,運転手の佐伯,寝泊まりしている不動産会社社長の北澤宗佑と娘・真理亞がいる。執筆のためのインタビューを始めて数日後,泣いて口を押さえてアンディの部屋から出てきたシャーロットを見かけた後,アンディに話を聞きに行き,テニスに誘われてプレイした後,城のような建物でくぐもった銃声が響き,鍵の掛けられ音楽がかけられた遊戯室で,シャーロットの射殺体が見つかった。入口のドア上の窓は開いている。凶器はどこに隠されたか? 敷地内の建物は隈無く高橋率いる警察の捜査陣が調べたはず。捜索されている中で動いていて対象にならなかったのはドイツ製の芝刈り機だけだ!〜
 「ゾラ・一撃・さようなら」と同じシリーズなんだろうけど,中身を覚えていないなぁ。最近の森先生は,「僕はそう推理したけど,真実は別にあるかも知れないよ」という態度で,まあ確かにそうだけど…良いのかなぁ? まあ読みたい人がいるんだから良いんだろうけど

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最終更新日 : 2015.06.10

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