2015/04/0
モーツァルトの小夜曲?〜

「アイネクライネナハトムジーク」
〜伊坂幸太郎〜

『アイネクライネナハトムジーク』:伊坂幸太郎(いさか こうたろう):2014年9月25日:\1400:幻冬舎:県立M高校図書館
 伊坂幸太郎は1400レベルかぁ
〜『アイネクレイネ』先輩・藤間の家庭不和から始まったトラブルで街頭インタビューを命じられた佐藤は大学時代の友人・織田和真と由美夫妻の家で,インタビューに応じてくれて街頭でボクシングの試合を視ていた女性の話をする。車で休日出勤中に渋滞に嵌まり,誘導している女性警備員がそれだと気付く。『ライトヘビー』客の板橋香澄が美容師である美奈子の携帯番号を弟に教えて良いか聞いてきた。ジム関係の仕事をしているという話だったが,ヘビー級のボクサーで世界タイトルマッチに勝ったらプロポーズするのだと姉は云う。試合に勝利し…。『ドクメンタ』女房に子どもを連れて逃げられた藤間は運転免許の更新でずぼら仲間の主婦と出会い,5年毎に状況を報告し合う仲になった。女は復縁したらしいが,通帳記帳で夫から和解を求めるメッセージが記されていた。藤間は離婚しているが…『ルックスライク』高校生・久留米和人は父親に似ていると云われるのが大嫌い。可愛いと評判の織田美緒に駐輪料金のステッカーを剥がして自分の自転車に貼る犯人捜しの協力を求められる。中年の男性が引っ掛かってきたが,高校生の云うことなどは聞かない。担任の英語教師・深掘が現れ,このお嬢さんに楯突くと後が怖いと諭す。その台詞は,ファミレスでバイト中にクレームをつけられ困っている深堀を救おうとした久留米の父のものだった。『メイクアップ』化粧品会社に勤める山田の後輩・窪田はかつてのいじめっ子同級生が広告代理店に勤めていてプレゼンをすることを知って復讐の機会を狙うが…『ナハトムジーク』小野学は日本初のヘビー級世界チャンプになったもののすぐ陥落し,復活を狙っていた。結婚し子どもが出来,再起のチャンスが巡ってきて,耳の聞こえない中学生を励ますが,ラウンドボーイとなって,お前大丈夫か?のサインを送ってきた。最終12回のゴングと同時に放ったパンチにチャンピオンは起き上がってこない〜
 斉藤和義が好きで,原作のドラマ(?映画?「ゴールデンスランバー」)の主題歌を書いて貰い,恋愛テーマの歌詞を逆に依頼され,アルバムのために短編を一つ書く。そして,スピンアウト風に物語を紡ぐとこの本になる。あとがきで恋愛ものは余り書かないのだが…と書いているが,気持ちが良く書かれている気がして(しかも女の気持ち),どこかで読んだような気がしていたが,彼の本には泥棒・強盗・殺し屋・超能力・恐ろしい犯人などが必ず出てくると告白している…超能力ものもあるんですか

4月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2015.04.07

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送