2015/4
〜4月に読んだ本〜

サラバ!上 ☆☆☆ 悪足掻きの跡始末 厄介弥三郎 ☆☆☆ アイネクライネナハトムジーク ☆☆☆ 絶対城先輩の妖怪学講座二 ☆☆☆
サラバ!下 ☆☆☆☆ 自分を愛する力 ☆☆☆ くるすの残光 天の庭 ☆☆☆ 失意ノ方 ☆☆☆
博多豚骨ラーメンズ ☆☆☆ 博多豚骨ラーメンズ2 ☆☆ 白鶴ノ紅 ☆☆  

冊数が多いのは真面目に仕事をしていない証拠

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15/04/30
『白鶴ノ紅』:佐伯泰英(さえき やすひで):2015年1月10日:\648:双葉社:東部台文化会館  
★★
 居眠り磐音江戸双紙48
〜意知の横死から二年。尚武館道場では二組が祝言を挙げ,松平辰平と杏は福岡に赴き,利次郎と霧子は豊後関前藩江戸屋敷での生活が始まった。取り残された田丸輝信は実家に戻って新宿の宿で働く兄の姿を見て道場へ戻った。江戸城では家治の容態が悪化し,次の主導権を誰が握るかで暗闘が続いている。小林奈緒は今日で修行を積んで病を得た男から紅作りの秘伝を受け,浅草に紅屋を開店し,花魁であった過去を隠さず,吉原からの支援もあって,順調に商売を軌道に乗せた。旧藩主・福崎の意向を受けて,奈緒の作った板紅を携えて出家した奥方を迎えに行き,還俗させることに成功した。家治亡き後,田沼は老中職を免じられ,神田橋内の御用屋敷と2万石を削られても,復権を狙っている〜
 二月続いての刊行だが,間は二年空いている体裁をとっている

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15/04/27
『博多豚骨ラーメンズ2』:木崎ちあき(きざき):2014年9月25日:\590:アスキーメディアワークス:県立M高校図書館  
★★
 第一巻から40円アップ
〜自分より強い相手を求め、マーダーincを辞めて福岡に来た北九州出身の猿渡は伝説の殺し屋GGやにわか侍の噂を耳にする。その一方、コンビニ店員になっていた斎藤はグエンというベトナム人に狙われ、馬場は博多山笠で碌に仕事をこなさない。安倍と山本コンビの仕事は雑だ〜
 猿渡はラーメンズに入らず、フライドウドンズの下手投げ投手に…もう止めようかなぁ

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15/04/23
『博多豚骨ラーメンズ』:木崎ちあき(きざき):2014年2月25日:\550:アスキーメディアワークス:県立M高校図書館 
★★★
 電撃小説大賞!
〜福岡の人口の3%は殺し屋で,市長でさえも殺し屋を抱えている。汚職を暴きそうなマル暴の刑事ロシア人とのハーフの大男を使って首つり自殺に見せかけて殺し,隻眼の宗方や玲子にはスキャンダルに繋がりそうなバカ息子の変態趣味の後始末をさせている。マーダーインクの新入社員・斉藤は何も分からず入社してしまったが,躊躇している内に標的に逃げられ,福岡に飛ばされた。最初の標的は何もせずに別のグループが始末したが,報酬は貰った。中国出身の林憲明は女装趣味で首尾良く標的を始末するが,報酬を巡って,華九会とトラブルになった。挙げ句が,変態男が行った林の妹殺しの犯人に仕立てられたのだ。助けてくれそうな馬場という探偵は頼りにならないが,重松という正義派の刑事や情報屋,復讐屋が仲間にいるらしい。市長の犯罪を暴こうとする殺し屋殺し屋・にわか侍の正体は?〜
 ゴロゴロと死体が転がるが,陰惨なイメージが涌かない。そもそも,そのように書いているからだろうが,人が死ぬのが非日常で,見たことないしね。ここまでくれば,フィクションの最たるファンタジーになっていくし…。ラーメンズは草野球のチーム名で,助かった斉藤と林はショート・ピッチャーとしてメンバー入り

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15/04/22
『失意ノ方』:佐伯泰英(さえき やすひで):2014年12月14日:\648:双葉社:東部台文化会館 
★★★
 居眠り磐音江戸双紙47巻目
〜子も同然の藪之助を倒した弥助は遺髪を伊賀に運んで供養し,窮地に立たされている奈緒を救うため,山形へ足を向けた。神田の道場跡は無人となっており,小梅村の道場には江戸崎の剣術使いが孫娘と婿候補7人を連れて立ち合いを求めてくる。一人目は辰之助が倒したが,毒殺されて発見された。二日目には来なかったが,江都中の道場を荒らして廻っている。霧子は師匠の手伝いをすると云って山形へ旅立ち,絵師・北尾重政が弥助の長屋に居候を始めた。妖術を使う剣術使いの孫娘・ひなの術を破り,その妖艶な様から北尾は絵に対する情熱を取り戻し,尚武館道場を支える女性達を描き,評判を取った。一方,山形の前田屋を乗っ取ろうとした番頭が奈緒の隠れ家を突き止めたが,弥助と霧子が駆けつけて,参勤交代の供に加わって江戸を目指す〜
 紅花商いの文書を秋元藩主に売りつけ,江戸に来るが,意知の四十九日に意次と磐音は出逢ってしまった

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15/04/21
『くるすの残光 天の庭』:仁木英之(にき ひでゆき):2015年2月15日:\16000:祥伝社:東部台文化会館 
★★★
 4巻目になるのだが,どこにも書いてなくて,宣伝で1は天草忍法伝,2は月の聖槍,3はいえす降臨だと判るのみ
〜仙台藩の庭造りで有名になった庭師の金三に広島藩の庭造りの依頼が来たが,金三はすべてを寅太郎に託し,職人が臍を曲げた。寅太郎の縮景園を見たいという願いはあっさり受け入れられ,千々石は萩藩の剣術指南就任の要請があって,共に西国へ旅立つ。天海は自分の寿命が残り僅かになったと知って,富士から更に厳島を目指し,十字架の力を引き出し,それを追う高岡藩士・佐橋市正は釘の力を得た。寅太郎と荊冠で武装した荘介が心配で男の形で追ったいちときよは,厳島・弥山の戦いで倒れ,いちは市正共々荘介の剣に貫かれ,きよの聖骸布で守られた寅太郎は種から檜の若枝を出し,天海の身体を引き裂いたが,天海は不気味に笑うのだった〜
 一体,この物語はどこへ着くのだろう? 収拾が付くのか?

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15/04/15
『自分を愛する力』:乙武洋匡(おとたけ ひろただ):2014年3月20日:\760:講談社:県立M高校図書館 
★★★
 彼の本を読むのは五体不満足以来で,彼も40歳になる
〜1息子として−両親の愛に満ちた子育てを振り返り「かわいい」/“応援団”結成/母の悩み/転勤拒否/紙おむつが起こした奇跡/「ほめる育児」の原点/車いす禁止令/魔法のルール/結婚の条件2教師として−現代の親子が抱える問題を見つめ「トイレに行っていいですか?」/涙のリレー/1/2成人式/ストライクゾーンを広げよう/発達障害の子どもたち/みんなちがって,みんないい3父親として−自らの育児を初めて明かす。二匹の怪獣/子守唄は『六甲おろし』/扇風機事件/妻の言葉と茜空/パンツをずりっ!/「今日も大好きだよ」/幻のウエディングドレス/幸せのカタチ:精神科医・泉谷閑示との対談「自分を愛せない人への処方箋」〜
 うん? 奥さんは自己肯定感を持てない人だったらしく,子どもへの愛情表現も下手なので,そこは彼が任しておけ!っと

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15/04/13
『サラバ!下』:西加奈子(にし かなこ):2014年11月3日:\1600:小学館:県立M高校図書館 
★★★★
 本屋大賞だと思って上巻のレビューを書いていたけど,直木賞でした
〜1995年地震が起きた。学校に来られなくなったのは僕が認めていた親友の須玖だった。宗教団体が毒ガス事件を起こして,サトラコヲモン様にも風評被害が及び,一番の被害者は姉であり,部屋に籠もって社会との関係を断ったが,矢田のおばちゃんの話を聞いて部屋を出て,父のドバイ赴任には梳かすことの出来なくなった髪を丸めて同行した。サッカーにも身が入らなくなり,大学は東京に決め,1年はナンパに明け暮れ,2年で入ったオタクだらけの映画サークルはビッチと呼ばれることになる鴻上なずなが入部して,居心地の良さはなくなった。関係を持たなかった僕は,友達として色々な話を須玖の事以外は包み隠さずに語り合った。定年まで3年で父は帰国し,巣鴨の2DKで姉と暮らし始めたが,姉は変なシッポを持った巻き貝としてあちこちに出没して風変わりなアーティストと呼ばれるようになった。就職しなかった僕は,フリーのライターとして仕事を貰っていたが,当時の彼女であったカメラマンに話をすると,弟の彼女と云うことで姉に連絡してインタビューを受けさせ,そのせいで姉は非道いバッシングにあった。祖母が死に,矢田のおばちゃんが僕らに金を遺して死に,姉には散骨を命じていた。僕は売れない芸人になっていた須玖とパンの店員の鴻上と再会し,姉は世界中を歩き回って,サンフランシスコに住み着き,一時帰国ではユダヤ人の夫を伴っていた。姉のバッシングから髪が抜け始め,出版不況で仕事が激減した僕は,年上の彼女に裏切られ,須玖と鴻上が救いだと東京に戻ったが,僕が東京を離れた頃から二人は付き合い始め,僕の居場所はなくなった。姉は出家した父に会って,別れの真相を聞くべきだと云い,訪ねていくと,父がカメラ会社で親しくなった女性の後輩が母で,その女性を除け者にして結婚し,海外赴任のある会社に入り直してイラン・エジプトと逃げていたが,末期ガンになった女性が最後に父に会いたいと手紙を寄越し,父は一時帰国で女性に会い,自分は幸せにならないことを選び,母は何が何でも幸せになる道を選んだのだと聞かされる。何も情報を入れたくなくなった僕は図書館に通い続け,3月11日を迎えたが,姉からエジプトの様子を知るように連絡を受け,懐かしいカイロに飛び,ヤコブと再会し,サラバを再発見し,記憶の断片を拾い集めて小説を書いているのだ。書くのに3年掛かってしまったが,僕は女かも知れないし,両親は離婚してないかも知れないし,姉などいないかも知れないし,これを読んでいる人には信じられるものを探し出して欲しいと願っている〜
 直木賞!って芥川賞でも良かったんじゃない? 貴子の言葉「私が,私を連れてきたのよ。今まで私が信じてきたものは,私がいたから信じたの。分かる? 歩。私の仲に,それはあるの。『神様』という言葉は乱暴だし,言い当てていない。でも私の仲に,それはいるのよ。私が私である限り。」「あなたが信じるものを,誰かに決めさせてはいけないわ。」上巻で慣れたからかも知れないが,割に楽に読めた。そう,だんだん大人になってくるからかもしれない

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15/04/11
『絶対城先輩の妖怪学講座二』:峰守ひろかず(みねもり):2014年8月22日:\590:アスキーメディアワークス:県立M高校図書館 
★★★
 最初の本が売れたのでシリーズ化
〜絶対城は怪異に悩む学生をインチキと蘊蓄で言いくるめる日々を過ごし,礼香は相変わらず雑用係兼サンプルとしてこき使われていた。そんな中で波打ち際で揺れる人の手を見た男子小学生の悩みを聞いて,理学部で不要になった海洋生物投棄だと見破り,海にも興味を持っていく。大学の夏休み,研究旅行に出ていた織口準教授からの誘いを受け,海の近くの鄙びた村を訪ねるが,準教授はすでにいなくなっており,大蛇と百足に纏わる昔語りに関する祭りを調べようとするが,協力しようと云う村人はいない。村から脱出しようとすると,礼音が新しい生け贄だという…〜
 シリーズになって方向性が定まったようですが,この先,どうでしょう

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15/04/07
『アイネクライネナハトムジーク』:伊坂幸太郎(いさか こうたろう):2014年9月25日:\1400:幻冬舎:県立M高校図書館
★★★
 伊坂幸太郎は1400レベルかぁ
〜『アイネクレイネ』先輩・藤間の家庭不和から始まったトラブルで街頭インタビューを命じられた佐藤は大学時代の友人・織田和真と由美夫妻の家で,インタビューに応じてくれて街頭でボクシングの試合を視ていた女性の話をする。車で休日出勤中に渋滞に嵌まり,誘導している女性警備員がそれだと気付く。『ライトヘビー』客の板橋香澄が美容師である美奈子の携帯番号を弟に教えて良いか聞いてきた。ジム関係の仕事をしているという話だったが,ヘビー級のボクサーで世界タイトルマッチに勝ったらプロポーズするのだと姉は云う。試合に勝利し…。『ドクメンタ』女房に子どもを連れて逃げられた藤間は運転免許の更新でずぼら仲間の主婦と出会い,5年毎に状況を報告し合う仲になった。女は復縁したらしいが,通帳記帳で夫から和解を求めるメッセージが記されていた。藤間は離婚しているが…『ルックスライク』高校生・久留米和人は父親に似ていると云われるのが大嫌い。可愛いと評判の織田美緒に駐輪料金のステッカーを剥がして自分の自転車に貼る犯人捜しの協力を求められる。中年の男性が引っ掛かってきたが,高校生の云うことなどは聞かない。担任の英語教師・深掘が現れ,このお嬢さんに楯突くと後が怖いと諭す。その台詞は,ファミレスでバイト中にクレームをつけられ困っている深堀を救おうとした久留米の父のものだった。『メイクアップ』化粧品会社に勤める山田の後輩・窪田はかつてのいじめっ子同級生が広告代理店に勤めていてプレゼンをすることを知って復讐の機会を狙うが…『ナハトムジーク』小野学は日本初のヘビー級世界チャンプになったもののすぐ陥落し,復活を狙っていた。結婚し子どもが出来,再起のチャンスが巡ってきて,耳の聞こえない中学生を励ますが,ラウンドボーイとなって,お前大丈夫か?のサインを送ってきた。最終12回のゴングと同時に放ったパンチにチャンピオンは起き上がってこない〜
 斉藤和義が好きで,原作のドラマ(?映画?「ゴールデンスランバー」)の主題歌を書いて貰い,恋愛テーマの歌詞を逆に依頼され,アルバムのために短編を一つ書く。そして,スピンアウト風に物語を紡ぐとこの本になる。あとがきで恋愛ものは余り書かないのだが…と書いているが,気持ちが良く書かれている気がして(しかも女の気持ち),どこかで読んだような気がしていたが,彼の本には泥棒・強盗・殺し屋・超能力・恐ろしい犯人などが必ず出てくると告白している…超能力ものもあるんですか

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15/04/05
『悪足掻きの跡始末 厄介弥三郎』:佐藤雅美(さとう まさよし):2015年1月19日:\1600:講談社:市立図書館 
★★★
 物書同心シリーズと同じ路線だけど,長編単発
〜旗本次男の弥三郎は厄介だ。公事宿や骨董屋で小遣い稼ぎの口を探している。公事宿から伊豆の在所にいられなくなった男の人別を江戸で作ることを請け負い,病死した男の母から人別を買ったが,その居候にお尋ね者の甲州の顔役がいるらしい。兄は不良御家人の婿養子の口を50両で探し出してきたが,騙りにあったと思しい。骨董屋に顔を出すと,その不良御家人と御数寄屋坊主が骨董で荒稼ぎを企画しており,50両を取り戻して,兄から独立するつもりだ。骨董屋は伊予出の武家の娘を紹介してきて,50両を取り戻したその晩に簡単に祝言を挙げたが,翌朝には新妻から借金を申し込まれる。新婚2日目の晩,50両を持ち出して帰ってこない。田舎の弟が役に付けた礼を送るためだと云うが,納得できない。駕籠訴を教えてやった道場の同輩は高利貸しをしている在所の売僧坊主の訴えを行った。その実は不良御家人の息子で,骨董屋を舞台にした騙りも明らかになり,弥三郎も小伝馬町に入れられた。二月後に無罪放免となったが,仕事をなくし,妻も伊予に帰ったという。人別を作ってやった男を訪ねると,江戸で一稼ぎをして,一旗揚げると云う。襲うなら自分を苦境に追い込んだ与力だと判断し,与力は殺害され230両余りを手に入れた。妻の行方を追うように,中山道から上方・金比羅を巡り,伊予で妻と再会を果たすが,手配書きが来ていると聞いて直ぐに立ち退き,流れ流れて伊勢の侠客の客分となって十数年を過ごし,幕末,安濃徳と次郎長の出入り・荒神山の争いで命を落とす〜
 出入りものの延長線上だが,これは単発。新しい厄介シリーズができたのかと思ったが,俳句現代(!?)に連載されたものに最後の一章を加えて完結させた

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15/04/03
『サラバ!上』:西加奈子(にし かなこ):2014年11月3日:\1600:小学館:県立M高校図書館 
★★★
 こんだけ長いとダレる…書店員ってのは我慢強い人だと決めた。イメージとして,この本を読んだ書店員,一般的なイメージから女性なんだけど,偏った見方ですか?
〜僕・圷歩は,イランで生まれた。日本で生まれた姉・貴子は早産だったくせに,参道で生まれてくることを躊躇して母を悩ませ,見られたい欲求で不思議な行動を採るものに育った。イランで革命が起き大阪に帰ったが,最初に住んだアパートの大家の矢田のおばちゃんは背中に観音様を背負い,周りの人の相談に乗る人で,姉を手懐けられる人だったが,祖母の家の近くに家を購入し越し,数年を過ごして,エジプトのカイロに移り,日本人学校に通って親友と呼べる向井さんと出会ったが,一番の友はすぐに手を出してくるエジっ子にはいないタイプのヤコブだった。ぼくらの挨拶は,サラバ! ひょっとしたら,僕は従兄達が見破ったように男が好きな人間かも知れない。僕がリビングに運んだエアメールの差出人を見て,母と父の関係は険悪になり,赴任期間が終わって夫婦仲も終了した。更に祖母の家に近い家を父の金で買って住み始めた母・姉・僕の内,母は高校の同級生との不倫に走り,姉は英語混じりの自己紹介で浮きに浮いて学校に通わなくなり,矢田のおばちゃんが祀るサトラコヲモンサマに祈りを捧げるようになり,僕は姉の事を知られたくなくて,サッカーを始めて男子校で女子高の子と知り合って付き合い始める〜
 本屋大賞受賞! 前から西加奈子は面白い本を書くと思ってはいたが,ここまでだらだら(その積もりはなく計算されているのだろうが)嫌気がさす。テーマは…ホモセクシャル?エキセントリックな姉?海外赴任が家族に与える影響? ちょっと草臥れたので,下巻は時季を見て読み始めるかも知れません。男の気持ちをここまで理解できて書ける西さんは凄いとは思います

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15/04/
 
★★★
 
 
 

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最終更新日 : 2015.04.30

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