2014/09/22
山崎豊子の遺作〜

「約束の海」
〜山崎豊子〜

『約束の海』:山崎豊子(やまざき とよこ):2014年2月20日:\1700:新潮社:県立M高校図書館
 山崎豊子の遺作
〜花巻朔太郎・二尉は28歳の潜水艦乗りだ。ハンモックナンバーは13。海上自衛隊の潜水艦・くにしおの船務長を務めているが,交響楽団のフルート奏者と知り合い,招待されて演奏を聴き,頼子の姿が脳裏から離れない。来年の展示訓練には是非来てくれと云うのが精一杯だ。1989年夏,展示訓練後の浦賀水道で48名が乗った遊漁船と衝突し,遭難者を救うのも儘ならず,30名が船室に閉じこめられて,死亡した。マスコミは事故原因究明よりも,税金無駄遣いの自衛隊悪者説に終始する。海難審判が行われる中,乗組員が艦を離れていき,被害者宅が謝罪を受け入れてくれると,朔太郎は自衛隊を去るべきではないかと気持ちが傾いていく。元帝国海軍少尉の父は何も語らないが,上官は同期で唯一昇任から外れた朔太郎に,ハワイで米海軍原子力潜水艦に乗る研修を勧めてきた〜
 「白い巨塔」も「不毛地帯」も「沈まぬ太陽」も5冊もの。生きていれば書いていたのだろうが,気持ちはあったんでしょう。主人公は1961年生まれねぇ・・・

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最終更新日 : 2014.09.23

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