2014/09/01
〜46冊目!だって〜

「弓張ノ月」
〜佐伯泰英〜

『弓張ノ月』:佐伯泰英(さえき やすひで):2014年7月12日:\648:双葉社:茂原市立図書館
 坂崎磐音シリーズ46
〜新番士・佐野善左衛門が松平定信邸から戻った時,粟田口一竿子忠綱を持ち帰り,病気療養中であるにも拘わらず,明日登城すると屋敷で宣言すると,家の者が慌てているのを霧子は確認した。磐音の許可を得て神田橋を見張る弥助に知らせ,弥助は速見左近に告げて,非番でありながら登城する速見の供に加わった。佐野家から拝借した差料を腰に手挟み,殿中の床下を走り回り,昔の仲間の倅を一刀で刺し殺し,佐野が田村意知を殺害する場に間に合ったが,他の役人が動かない中,田沼を救う手だてを講じられるはずもなかった。血刀を粟田から佐野の本来の差料とすり替えることには成功した。意知が死に,佐野が切腹を命じられて,意次が平静を装って勤務に励む中,磐音は田沼時代の終わりを感じ,暗闘は終わりを告げたと解釈し,辰平と杏,利次郎と霧子の祝言を挙げることを考えつく。松平定信と佐野の関係を探り出した田沼の一派は,小梅村帰りの定信を襲うが,道場から駆けつけた磐音の弟子たちにより撃退された〜
 佐野某による田村意知殺害事件を一冊まるまる。あちこちの風景を見せているが,どの人もどの人も霊感のある人たちみたいで,将来が透けて見えているのが不自然。今回は,磐音シリーズに鎌倉河岸の豊島屋が出てきました。その前は,鎌倉河岸シリーズに吉原会所が出てきたね。リンクさせようってことかな?

9月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2014.09.01

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送