2014/07/22
表紙の絵は木野〜

「女のいない男たち」
〜村上春樹〜

『女のいない男たち』:村上春樹(むらかみ はるき):2014年4月20日:\1574:文藝春秋:県立M高校図書館
 表紙の絵は「木野」で後ろの絵は「ドライブマイカー」
〜「ドライブマイカー」:女優の妻を亡くした俳優の家福は黄色いサーブを運転できなくなり,女性ドライバーを雇った。妻を寝取った男と友達になった話をする。「イエスタデイ」:田園調布出身で関西弁を話す二浪の木樽とは喫茶店のアルバイトで友達になったが,幼馴染みの女性と付き合ってみないかと谷村に提案する。イエスタデイを変な歌詞で歌う奴だったが,デートの後,バイトを辞め,音信不通になった。18年後,彼女と再会した谷村は,他の男と性交したことを感じ取った木樽が,調理師学校に行き,今は寿司職人としてアメリカにいることを知る。「独立器官」:美容整形外科の渡会は独身主義だが,付き合っている女性が複数いる。その一人の女性に恋に落ち,食事が喉を通らず餓死した。「シェエラザード」:北関東のハウスに隠れる羽原は食料を届けに来る中年女性と性交した後の会話が楽しい。高校時代に好きな男の家に忍び込む,空き巣のようなストーカー行為の結末が聞きたい。「木野」:スポーツメーカーの営業だった木野は出張中に妻を寝取られ,荷物を持って青山の叔母の持っていた喫茶店を改装してバーを開く。無口な坊主頭の神田という客は常連になったが,たばこの焼け焦げを持つ女と二階で関係を持つと,猫が消え,蛇が現れ,神田は命が危ういから,暫く旅に出ろという。「女のいない男たち」:数年前に関係を持った女性が自殺したと夫から連絡があった。彼女とは14歳で知り合ったのだと思い込む。〜
 最後の二つは,よく理解できない話だ。女のいない男たちとは言っても,結構,どの登場人物もやることをやっているじゃないか。もっとオタク的な人物が出てくるのかと思ったけど。前書きで言い訳をしてるけど,作家が短編を書いて出版社に売り込むというのもあるんだねぇ

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最終更新日 : 2014.07.22

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