2014/07/1
〜誤解も面白いのだが〜

「英国一家,日本を食べる」
〜マイケル・ブース〜

『英国一家,日本を食べる』:マイケル・ブース:寺西のぶ子(てらにし のぶこ)訳:2013年4月15日:\1900:亜紀書房:県立M高校図書館
 外国人が解っている顔をして,誤解しているのも楽しいけど,やっぱり正しく理解している方が嬉しい
〜トラベル・ジャーナリスト,フード・ジャーナリストのマイケル・ブースが妻・リスン,長男6歳のアスガー,次男4歳のエミルと3ヶ月,日本で食を探求する。日本と韓国のハーフ・トシに唆されたこともあるが,体重を減らす必要もあった。青山のウィークリーマンションを拠点に,新宿の思い出横町で焼きそばと焼き鳥を食べ,相撲取り・バルトと知り合い,ビストロスマップの収録に立ち合い,銀座で特上級の天麩羅を食べ,服部幸應の学校に行って三月後の約束をし,歌舞伎町でさほど美味しくない鯨を食べる。北海道では二つのラーメン横丁で食べ較べ,大して美味くなかった生のカニの味が忘れられなくなり,内浦湾で昆布の謎を探る。京都では借りた町屋を拠点に,麩の工場を見た後で台風に見舞われてビートルズフリークと知り合い,料亭・菊ノ井で懐石料理を堪能,鞍馬ではシーズン最後となる流しソーメンを仲居の舌打ちを聞いた後で楽しみ,利き酒で気分が悪くなり,オカマのホストと鯖寿司を喰って,ホストを巻いて,豆腐を食った後で,ホストと再会。お好み焼きは子供達に拒否され,味噌造りの英国人と出会い,辻料理学校の校長がイギリスに留学して味覚が戻るまでに十年を費やした話を聞く。博多で豚骨ラーメンを楽しみ,沖縄では長寿の訳を理解する。東京に戻って服部幸應に連れて行かれた銀座の壬生の石田料理長の技の高さと謙虚な創意に心から感じ入る〜
 北海道と博多も褒めているけど,やっぱり東京と,そのライバルの京都と,近くて異なる大阪なのかな?

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最終更新日 : 2014.07.18

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