2014/06/27
〜彼女の本も多分初めて〜

「春,戻る」
〜瀬尾まいこ〜

『春,戻る』:瀬尾まいこ(せお):2014年2月10日:\1200:集英社:県立M高校図書館
 彼女の本を読むのは初めてだろう
〜6月に和菓子屋の春日庵に嫁ぐため事務を十年間やってきた会社を辞めた私・さくらの前に12歳も年下の自称おにいさんが現れた。私の基本情報は間違っていない。手伝いに行く和菓子屋まで付いてきて,作業場にまで入り込む。日曜にはアパートに来て,料理教室まで開いている。田舎から大学入学と同時にやってきて,就職した24歳だというのだ。名前は名乗らない。ダブルデートだと言って一人で来て,山田さんと私と3人で遊園地に出かけたり,一人暮らしのアパートに入る機会はもうないと,山田さんを連れてきて,目玉焼きとチャーハンとレトルトのスパゲッティを食べたり,山田さんは年下の自称お兄さんにも特に違和感を感じていないようだ。小学校から引きこもりになり,高校は通信制,思い切って大学から一人暮らしを始めたけど,得意の手品だって人前で披露したことはないという。最後の日曜,彼が教えてくれたのは家伝の具だくさん金平牛蒡。大学を卒業して,やっと岡山の小学校の教諭になったが,児童と友達感覚で接している内に,収拾がとれなくなり,誕生日を3日後に控えた12月24日に当時の小森校長の家に招待されて,食べた味だ。その頃,家に引きこもっていた小学5年生のいぶき君だ!〜
 軽い本でした。中身も重量も。瀬尾さんは1974年大阪生まれ。代表作の表題を見ても覚えがない

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最終更新日 : 2014.06.27

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