2014/06/24
下巻だけ読んじゃって・・・どうする?〜

「村上海賊の娘 下」
〜和田竜〜

『村上海賊の娘 下』:和田竜(わだ りょう):2013年10月20日:\1600:新潮社:県立M高校図書館
 本屋大賞で話題の本だが,上巻が手に入らず,下巻から読んで,もう良いかな,上巻を読むのは?
〜景は安芸高崎の百姓で一向宗門徒の源爺が立派に討ち死にしたが,極楽へ行った証を見せろと木津砦に迫るが,その孫・留吉に追い返され,眞鍋七五三兵衛からは馬鹿にされた。織田側に痛撃を与えた雑賀衆の首領・鈴木孫市は信長の狙撃に失敗して貝塚御坊に落ちていくのに景と景親を利用した。景は村上海賊の船で能島に戻り,戦には出ないと誓うが,父の武吉は,毛利に求められて兵糧十万石を大坂に運び入れる約束を交わしていた。しかし,連歌の会を催していて動かないのは,小早川骭iの越後の謙信が動くまでは様子を見ようという策を受け入れたものだった。謙信と一行門徒の和睦がなったと聞いて,兵糧を積んだ船が出航するが,武吉は出ず,嫡子の元吉,来島村上の吉継,因島村上の吉充,小早川の重臣・乃美宗勝,景の婚約がなった児玉就英が千艘を淡路の岩屋城に集結したが,出撃の命令は下らない。盆が近づいて,武吉は毛利勢が攻めずに戻ってくることになると,景に告げる。留吉を救いたいと心から願った景は兵を集めて淡路へ向かう。期限の前日,掛け合いに行くという景は就英と小早に乗り,こちらは千隻で向かうと七五三兵衛を脅すが,眞鍋海賊は受けて立つと断れた。淡路に帰った景は雑賀衆の鈴木孫市を頼った。景は雑賀の鉄砲衆を乗せた50隻で出撃し,眞鍋水軍だけを引きつけたが,毛利勢は淡路から西へ引き上げていた。毛利勢に紛れていた景親は,姉が戦端を切ったことを皆に告げ,村上水軍は難波海へ戻っていく。木津川河口には泉州侍でも船戦に不慣れなものが残されていた・・・〜
 さすが本屋大賞に選ばれたことはあるが,のぼうの城よりもダイナミックだ。この本は小説として4冊目。さて上巻はどうしよう?

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最終更新日 : 2014.06.24

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