2014/02/08
どんでん返しに,そういうオチか〜

「インフェルノ 下」
〜ダン・ブラウン〜

『インフェルノ 下』:ダン・ブラウン:越前敏弥(えちぜん としや):2013年11月28日:\1800:株式会社KADOKAWA:県立M高校図書館
 どんでん返しに,そういうオチね
〜ラングドンはダンテのデスマスクの裏にゾブリストの書いた詩を発見し,その内容から,病原体が撒かれる爆心地はヴェネツィアだと判定した。しかし,洗礼堂にはSRSが迫り,脱出を図り,飛行機でスイスへ飛ぶと見せて,ヴェネツィアへ列車で移動した。同行するのはフェリスというWHOの職員であるが,どうも怪しい。サンマルコ大聖堂でコンスタンティノープルから馬の像を盗んだ総督の墓は,イスタンブルにあると気付いたが,SRSに包囲された。欺いてシエナが地下道から逃れ出たがジェームズは拘束された。ラングドンが目が覚めた場所は,大機構の本部となる大型クルーザーの中で,なんと敵対している筈のWHOの事務局長エリザベス・シンスキーもいる。かれらは,頭の縫った跡は偽装であり,誰も死んでおらず,大機構がゾブリストの計画を遂行させるために,芝居を打って,ラングトンを協力させようとしており,明白になったのは,シエナ・ブルックスはゾブリストの恋人で心酔している共謀者で,ゾブリストの恐ろしい計画を阻止することをWHOも大機構も同意したことだった。WHOのの輸送機でトルコへ移動したが,シエナもプライベート・ジェットでイスタンブルへ移動したらしい。イスタンブルのアヤソフィア博物館で発見した墓は,水の中にはなかった。水に沈んだ宮殿というのは,今は使われていてない地下貯水池だと分かって移動するが,そこでは1週間前から無料のコンサートが開かれて何千人もの人が訪れていた。スポンサーは勿論,ゾブリスト。ブリューダーが水中を探索するが,一つの影が飛び出して外に向かって火事だと叫んで混乱を引き起こす。ラングドンはシエナだと判断して追い掛けるが,ブリューダーは水溶性の袋が溶けた跡を発見し,絶望に襲われる。逃げ切ったはずのシエナはゾブリストの企てを食い止めようとして動いたが,失敗に終わり,1週間も前に袋は溶けて,ウイルスベスターは世界中に広まっていると告げる。そのウイルスは死に至ものでなく,1/3の確率で人の生殖能力を奪奪うものなのだ〜
 シエナが実はバイオテロリストで,記憶喪失は薬で作られたもの。SRSはWHOの下部組織。あらあらあら・・・。騙しが多いのだよね。何だ,めでたしめでたしじゃない!

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最終更新日 : 2014.02.08

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