2014/02/04
未完は幾つある?〜

「グロウブ号の冒険」
〜井上ひさし〜

『グロウブ号の冒険』:井上ひさし(いのうえ):2011年4月6日:\1900:岩波書店:東部台文化会館
 ユートピア諸島航海記があって,グロウブ号があって
〜東大相撲部で活躍した山田山は,待って貰っていた論文を書くために肌身離さず持ち歩いていた本を小脇に抱えたまま土俵に上がり,幕下で終わったが,経歴を活かして部屋に残り,新人スカウトのためにカリブ海にやってきた。深層流が海嶺に当たって持ち上がり,難破した山田山は,見知らぬ島に打ち上げられた。外界との接触もなく,貨幣の概念もない島で,出て行くために成人式を行うが,それは絶壁から飛び降りるもので,右足に蔦を巻いて,パンの樹に括り付けたが,ここにイタリア人達の海賊がやってきた。小さなヨットを係留してきたが,小さな男児がこれを扱うらしい。海賊船を接待し,眠らせた挙げ句に,文明島まで半日帆走したが,百年ぶりに母港に帰ってきたグロウブ号から掘り出された自動オルガンの曲は,天国を示すモノだった。お宝を求めて舟が殺到するが〜
 バブル期からバブル崩壊時,ま,そこから進んでいないで,未完なんだけど。未完のものを何冊読んだだろう?

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最終更新日 : 2014.02.04

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