2014/02/01
〜表紙の絵は張朔〜
「岳飛伝7懸軍の章」
〜北方謙三〜
『岳飛伝7懸軍の章』:北方謙三(きたかた けんぞう):2012年11月30日:\1600:集英社:東部台文化会館 |
大きな展開で,わくわくするね |
〜岳飛は大理で破傷風から立ち直り,その地を追われて,南に下った。メコンの大滝の北に根拠地を定め,岳飛を慕う者達が集まって軍営が建設される。秦容が開拓した象の川では,甘蔗園だけではなく,10万人が住む集落の建設がスタートする。王貴が日本との間を往復し,張朔も航路を頭に叩き込んだ。岳飛の許には子らも到着し,梁山泊との同盟のため,岳飛に討たれた張清の息子である張朔が向かう〜 |
日本や東南アジア,西域を舞台とする大きな展開が見えてきた。中華・中原だけを舞台とする小さな話でなく,東と南では,金と南宋が手を組んで梁山泊と水軍同士の衝突があるね。西と北では,蒙古が絡んで陸戦が展開される予感。表紙の絵は,飛礫で海の魚を獲る張朔の姿・・・これは分かりやすい |
最終更新日 : 2014.02.01
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