2013/11/21
そろそろ新たな展開が欲しい〜

「未決」
〜佐伯康英〜

『未決』:佐伯康英(さえき やすひで):2013年10月20日:\600:光文社:駅前学習プラザ
 吉原裏同心19
〜老舗妓楼で人気の女郎が客と心中したが,神守と番方は殺しと判断し,畳の下から証文3通を発見した。この女の父を思わせる男からの起請文だ。二つは堅い商売の油問屋と勘定奉行の物だが,もう一つは知れない。出入りしてた按摩は殺されており,深川で入れ替わりを黙認した岡っ引きも殺された。陰供を連れている城内の頭は,馴染み客から広敷番之頭・古坂玄堪と知れ,正面突破を図ったが,はぐらされるばかりで,帰り道を襲われると判断した神守と番方は屋敷で夜を明かした。一方の四郎兵衛は勘定奉行が正直に白状して起請文を渡した後に奉行所に呼び出され,3通目の起請文は盗まれ,未決のままに事件は終わった。小火騒ぎのどさくさ紛れに,禿6人が伊勢への陰参りに抜け出したと聞き及び,訝しんで騒いだ男を捜した結果,菓子屋に出入りして,女郎たちの会に顔を出していた使い走りが浮かび上がり,惨殺体を発見する。趣味は闘鶏だと聞いて隅田村の胴元を訪ねると,しょうげんの殿様といわれる旗本が,幼い娘を趣味とすることが分かった。手引きをしたのは会所を牛耳る四郎兵衛に敵愾心を燃やす,茶屋の主人であった。下谷の屋敷に乗り込んで,闘鶏の刃で旗本と居合いの女達人を倒し,浅草裏山では,読売で広敷番之頭の殺し屋たちをおびき寄せて,打ち倒して溜飲を下げるのであった〜
 神守は仕返しをされないのだろうか。まあ,されないだろうな。大きな力が働いて探索が中止されるのは本当に嫌だろう,お察しします

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最終更新日 : 2013.11.21

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