2013/07/17
ペンネームが〜

「昨夜のカレー,明日のパン」
〜木皿泉〜

『昨夜のカレー,明日のパン』:木皿泉(きざら いずみ):2013年4月30日:\1400:河出書房新社:県立M高校図書館
 52年生まれの和泉努と57年生まれの鹿年季子という夫婦脚本家
〜ギフと生活するテツコは,隣のムムムさんが気になる。CAをやっていたというのだが,笑えなくなって仕事を辞めたらしく,空を飛ぶ飛行機に向けて指で鉄砲を作り,撃って笑っている。同じ会社の岩井という男性と付き合っているが,プロポーズされて,今の生活を崩したくないと断った。ムムムことタカラは産婦人科医である小田君にあって,こちらは顔面神経痛で廃業したと聞き,正座を出来なくなって廃業した深津と共にパワースポットという飲食店をやることになった。一樹に土産で渡したスキーをしている雪だるまを手に入れ,後輩のCAに持って貰って空を飛ばしているのだ。一樹の車を譲って貰った虎尾は大学の後輩と結婚しようとして,駐車場がいるか要らないかで交渉が断絶している。従兄の嫁であるテツコからクッキーの缶に保管している一樹の骨の一部を墓に納めると聞いて深津も手伝わせた。クッキーの缶を捨てるというので,車の代わりに手に入れる。テツコは岩井が結婚詐欺に遭い,500万円の被害だという噂を聞き,直接本人に尋ねると,川に飛び込む少女に渡したのだという。岩井の携帯を持ってきてしまい,件の少女から電話が来た。大人を試したのだが返したいのだ。ギフの妻,夕子は時代が変わって会社に必要とされなくなり,見合い相手の家を突き止めて,平屋の薄暗い家が気に入った。自分が泣くと誰かが死ぬ。自分の場合はあっさりと受け入れられた。岩井の家をギフが訪ねてきて,追い掛けるようにアンティークものの家具が届いた。女に騙されて買わされ,居場所のなくなった二人はテツコの住む家に帰るが,岩井にはテツコにとって居心地の良さが実感できた。今度はテツコが家出し,京都で岩井のための茶碗を買ってきた。岩井は呼ばれるたびに律儀に茶碗を持って出掛けていく。一樹は子どもの頃,自分が持つ女物の傘に飛び込んできた少女を憶えていた。拾ってきた犬にパンという名を付けるという。暫くして再会し,彼女を手放したくないと強く思った〜
 一体,何が云いたいんだと思いながら,不思議な人間関係の固まりが見えてくるという構成。野ブタ。をプロデュースを読んだ

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最終更新日 : 2013.07.17

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