2013/07/09
7年で30版?〜

「狼と香辛料」
〜支倉凍砂〜

『狼と香辛料』:支倉凍砂(はせくら いすな):2006年2月25日:\590:アスキー・メディアワークス:県立M高校図書館
 香辛料とは商人のこと
〜行商人のロレンスは塩を売って毛皮と小麦を手に入れ,顔馴染みの村でヤレイと酒を飲もうとしたが,ヤレイの畑が最後になって狼を身にはいることになってしまい諦めて通り過ぎたが,毛皮の中に尻尾と長い耳を持った十代の少女が裸で横たわり,酒はないかと聞いてくる。ロレンスの一番上等な服を着たが,不意の雨に降られた夜,泊まった教会では,耳と尾を隠すために外套は外せない。25歳のロレンスより若い商人ゼーレンに設け話を持ち掛けられるが,賢狼ホロは,嘘だと見抜く。乗った振りをして詳しく聞くと,損はないようだが,よく考えると損がないのはゼーレンの方だ。パッツィオの町で二番目の商店メディオ商会が係わっているのは,ライバル会社で南の爵位を持つ商人が展開しているミローネ商会の支店長マールハイトは,銀貨の価値が下がったら得る大儲けの5分を差し出すことを契約した。宿で襲われたロレンスとホロは,分かれて行動し,ロレンスはミローネ商会に逃げ込んだが,ホロはメディオ商会に捕らえられ,狼を教会に突き出すと脅迫される。商人の読みを裏の裏の裏まで行って達した結論は,貯め込んだ銀貨を国王に買い取らせ,特権を引き出す時間稼ぎにホロを救出して,逃げ回る作戦だった。地下通路を辿ってホロを救出し,地下道を逃げ回るが,遂に追い詰められ,ヤレイが剣を振りかざすが,ホロは麦とロレンスの生き血を吸って,狼の姿に変わり,窮地を開く。旅は終わりかとロレンスは考えるが,変身時に破いた服を弁償しろと叫んで気を失う〜
 デレツンツンデレデレデレデレツンデレデレという塩梅かな。デレが多いのが良いが,物語の展開力があって,意外と読み応えがある。舞台はイギリスか,フランスか,イタリアか。ヨーロッパに輸出できそう。イラストレーターを漫画家に変えれば,漫画やアニメでも行けそうだ。7年前の刊行だから,もうなっているだろうか。この間の30版って,それだけ誤植があった訳じゃないだろうに

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最終更新日 : 2013.07.10

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