2013/03/20
終わってホッとした〜

「RDG6 星降る夜に願うこと」
〜荻原規子〜

『RDG6 星降る夜に願うこと』:荻原規子(おぎわら のりこ):2012年11月30日:\1700:角川書店:駅前学習プラザ
 6冊で完結
〜影の生徒会長・村上穂高は,戦国学園祭で能力を顕現させた泉水子を学園トップに推薦して世界遺産候補に立てる積もりだが,陰陽師・高柳は異議を唱え,直接対決が放課後に実現した。見届けは留学生のアンジェリカ。彼女は国際自然保護連合の意向を汲んでいるのだ。高柳が生みだす式神を修験道の護身の呪文であっという間に破った泉水子は,トップは高柳に据えて,その裏で実質的に支配することを望む。初めてのクリスマスパーティーが学園で行われ,結界を解いた泉水子はクリスマスの由来を聞いて死霊を狩るワイルドハントを呼び集めてしまった。高柳が式神を顕したが,その数を数倍に膨らませて秩序を取り戻したのは泉水子だった。泉水子や深行・宗田姉弟を纏めて世界遺産にしようと,海外勢は勢い込む。その中には深行の実の母も含まれているらしい。港区のマンションでのパーティーに招かれて楽しみにしているが,幼い頃から泉水子を調べていた中山瑞穂医師が迎えに現れ,母の紫子が仕事で大怪我をしたと伝えてきた。慌てて飛び出した二人が向かった先は横浜で,母の怪我は連れ出す方便で,船で香港へ渡り,そこから飛行機でアメリカへ渡るのだという。海外の研究者に泉水子を渡すことは山伏集団としてできないという判断だと云うが,二人の前に現れた深行は,泉水子を独占したい瑞穂が拉致を企てたと暴く。隙を衝いて逃げ出した二人を追う集団は,紫子の率いる公安に逮捕されていく。紫子と帰った玉置山では母との短い団欒の後,深行が5時間を掛けて麓から登ってきた〜
 全体に始末を付ける本で,収束させることが目的だった様な気がする。本当は終わらないけど終わらせなきゃならないって感じが溢れている。こっちも安心したけどね。この設定で世界に飛び出していくのは怖いもの

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最終更新日 : 2013.03.20

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