2013/03/14
佳境に入りました〜

「ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔」
〜三上延〜

『ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔』:三上延(みかみ えん):2013年2月22日:\570:アスキーメディアワークス:県立M高校図書館
 後半に入ったらしい・・・ということは,全7巻の予定か
〜栞子が従妹の結婚式で留守の間に,篠川智恵子から電話が北鎌倉駅のホームからあった。雪ノ下に住む来城慶子という50代の女性から,金庫を開けてくれたら,江戸川乱歩のコレクションを譲ると依頼があり,鍵が鹿山明の本宅にある筈で,捜し出せと云うものだ。もっとも慶子は禄に口が利けず,2歳下の妹田辺邦代が喋った内容だった。鹿山明は大学の学長で厳格な父親という姿であったが,別宅に愛人を囲い,江戸川乱歩の少年向きの小説を愛読する側面を持っていたと推理し,いまや50代となった息子と娘が少年探偵団を読んで喜んでいたことを悦ばしく思っていたに違いない。娘は望まぬ結婚をして家に一度戻った時に,探偵遊びをしていた幼馴染みの現ひとり書房の店主・井上太一郎の店を手伝っていた。今や離婚して実家に住み,ひとり書房を手伝っているが,父が自宅に持っていた秘密の書庫の在処を知っているに違いない。一計を案じて,書斎のクロゼットに隠れていると,特注したソファの座面を持ち上げ,光文社版の初版本は見つかった。鍵は分厚いドアに仕込まれた隠し場所から見つかったが,暗号文は見つからない。鍵を雪ノ下に届けている隙に,母に先回りされたかに思われたが,明氏の孫が大正2年の二銭硬貨を見つけ出していて,その中にあちこち欠けている念仏を点字にすると分かる暗号文が現れた。母に先を越されず金庫を開けた栞子達の前から,妹の邦代が小説「押し絵と旅する女」の原稿が持ち出していた。暗号文は,明氏が用いていたペンネームであったのだ。古書の不思議な世界を教えるという母の誘いを断り,栞子は大輔とのデートを選択した〜
 大輔君の話に及ばなかったが,登場人物達の絡みがはっきりし,母が父の娘を捨てた謎も少しずつ明らかになる。この本で☆5つは早計かなと思って,☆4つ

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最終更新日 : 2013.03.14

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