2013/03/13
しまった〜

「千里伝 乾坤の児」
〜仁木英之〜

『千里伝 乾坤の児』:仁木英之(にき ひでゆき):2012年11月22日:\1600:講談社:駅前学習プラザ
 3を読む前に4を読んじゃった
〜武神賽を手に入れた呂用之は随の楊広を呼び覚まし,力を持つ神仙を排除,人々の負の感情を奪い,絶海を籠絡して武人を倒し,二百年の支配を続けているため,千里がいた世界とは大きく様変わりしている。共工・玄冥・向芒・蔑収も武神賽を握る絶海に敗れ,羽眠の瞳の中に隠れてしまった。千里は,黒い軍団に村を襲われ,必死に抵抗して敗れ去ったピキの夫である吐蕃の勇者・バソンの気落ちを支えきれず,連れ去られてしまった。赤く熔けた大地が迫ってくる中,気絶した千里が眼を覚ましたのは東王広の許であった。船を手に入れて成都に赴くが,知った町ではなくなっており,母も自分を憶えていないことに愕然とするが,煬帝に抵抗する天狐組の中に武宮の仲間だった鄭紀昌と文魁之を見出す。出撃している隙に本拠を襲われ,多くの仲間か妻子かを選ばされた紀昌は,仲間を救うために妻子を手に掛け,却って仲間から遠ざけられた。羽眠は趙帰真を捜し,空翼の問いに応えて,地に潜り日像鏡を手に入れ,千里を遂に発見する。元の世に戻す方法を模索するが,力ある者が結集しなくては勝てないと考え,連れ去られたバソンが捕らえられていた泰山は人々の恨みと哀しみを蓄え,地の底に沈んでしまった。千里は裏切り者の泰山府君を番人の立場から解放し,バソンに希望を与え,人々の恨みも解放した。羽眠は自らに閉じこめた父や兄姉を解放して絶海に対するが,蔑収が自らの死と引き替えに絶海を煬帝の支配から解き放つ。西都では麻姑とケ雲仙が先陣を切り,武神賽を握る呂用之と対峙し,保持する武神賽は共工に握りつぶされる。人の魂魄を喰らって生き続ける煬帝と呂用之は蛇の姿で新たな世界を作り出そうと動き始め,負けてはいられない千里は羽眠と共に泰山の位置,バソンは衝山,玄冥は恒山,趙帰真は崇山,絶海は華山に立ち,全ての力を千里に集められる〜
 長編が完結するのは初めてだそうな。僕僕先生シリーズはまだまだ続いてい欲しいが,この千里伝は勝つ者と負ける者の実力差がありすぎて,うっかりすると読み飛ばしてしまう。一種のパラレルワールドで,舞台が唐の時代というのが分かり難さを助長しているような気がする。さて,振り返って3を読まなくては

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最終更新日 : 2013.03.13

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