2013/1/29
もう続きが出てるんだけど〜

「散華ノ刻」
〜佐伯泰英〜

『散華ノ刻』:佐伯泰英(さえき やすひで):2012年12月23日:\648:双葉社:駅前学習プラザ
 居眠り磐音江戸双紙41
〜坂崎磐音は父を救出し,父・正睦が出府した理由を探ると,還暦を過ぎた藩主と若い側女との間に子が為されたということが判明した。側女は関前藩江戸家老に収まった鑓兼参右衛門が引き合わせたものらしい。鑓兼は紀州の出て田沼意次の息が掛かっており,関前藩を窮地に追い込むために阿片という禁制品にも手を出している。阿片は奉行所に密かに引き渡されているが,国許の物産を保管する深川六間堀町の蔵も手に入れたいらしい。藩物産所から切り離され留守居役に祭り上げられた中居半蔵の後釜を狙い,鑓兼派と反鑓兼派の争いに国家老・正睦が現れ,奏者番に返り咲いた速水左近が立会い,正睦は正室・お代の方に事の真相を説いて語る。江戸家老・老中田沼との繋ぎには札差し伊勢屋六三郎がいて,抜け荷の阿片を扱っている。正睦は速水左近を通じて何事かを幕閣に働きかけているらしい。鑓兼が正室を連れて芝居見物に出掛け,田沼の用人と密談を交わすことを掴んだ磐音らは速やかに動き出す。笹塚は伊勢屋を調べて阿片を押収し,正睦は速水から借りた供揃えで藩邸の正門から藩主の正使として乗り込む〜
 派手な立ち回りがなくてと思っていたら,藩邸の大書院で藩主の小さ刀を示し,留守居役の脇差しで敵を一なぎ。三部作と云っているが,次の巻では田沼の反撃が始まるのか

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最終更新日 : 2013.01.29

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