2013/1/27
とっつきにくい〜

「のろのろ歩け」
〜中島京子〜

『のろのろ歩け』:中島京子(なかじま きょうこ):2012年9月30日:\1300:文藝春秋:東部台文化会館
 慢慢走
〜「北京の春の白い服」北京で中国女性向けの雑誌を立ち上げるために来た30代の山下は,10年前の北京とあまりに違っているのに戸惑い,中国人のセンスとの違いに戸惑う。天安門前で出会った日本からの留学生に色々な北京を見せて貰うが,路地裏の爺から慢慢走と声を掛けられる。「時間の向こうの一週間」お菓子メーカーに勤める夫を追って来た結婚7年目の亜矢子は夫が武漢に出張で,二人で住む部屋を探すためにイーミンという日本語の達者な中国人男性に案内を頼むが,彼は天国という雲南省に移るという。夫が頼んだ女性と一緒に暮らしていた男は日本生まれであった。「天燈幸福」母が亡くなって1年後,24歳の文具メーカー勤めの見雨は,母のサポーターだという台湾の小父さん3人に会いに行く。一人目は只の文通相手,二人目は日本で教えてくれた中国語の先生,三人目に会いに行く列車の中で会ったトニーという学生が同行することになった。ローカル線では線路上から幸福を願うランタンを空に放している〜
 「ゆっくり走れ」が「のろのろ歩け」に変わっているのは何故だろう。「小さなお家」以来に読んだが,3つの長さがまちまちで戸惑う。行ったことはないが,中国の今をよく書いたとは思う

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最終更新日 : 2013.01.27

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