2013/1/22
麻薬組織との戦い〜

「チェラブ2」
〜ロバート・マカロア〜

『チェラブ2』:ロバート・マカロア:大澤晶(おおさわ あきら)訳:2008年2月25日:\1400:ホルプ出版:県立M高校図書館
 副題「Mission2クラスA」
〜ジェームズとブルースは周りの忠告も聞かずに無謀に訓練に参加し,ケリーとブルースが喧嘩を始めてしまい,残り休暇を取り上げられてキャンパスに戻ってくるが,与えられたミッションは麻薬組織KMGに子どもから接近して情報を収集することだった。キース・ムーアは別れた妻との間にリンゴという長男,ジュニアという次男,その双子の妹エイプリル,その妹のエリンがいる。カイルはリンゴに,ジュニアにはジェームズが,エリンにはケリーが接近することになったが,ジェームズは転校早々に殴り合いを演じて,その午後には学校を抜け出してゲームソフトを万引きする冒険を通して親密になった。ジュニアはボクシングを習い,そのコーチを通じて末端の運び屋が養成されているが,実の息子のジュニアにはコカインは触らせない。ケリーはキース・ムーアと商売上の付き合いのあるインド系食品工場経営者の息子と親しくなり,食品工場の屋根裏でコカインを小分けにする工場を発見する。見張るべき場所がはっきりしたチームは,コカインに携わる人々を検挙したが,キースが関わっている証拠は挙がってこない。ジェームズの13歳の誕生日,ジュニアと親しくなったニコールはコカインを吸飲して,死にそうな目に遭い,チェラブから追放する憂き目となった。あと一歩で追放されたかも知れないジェームズも気が気ではなかった。ジェームズとケリーは40kgのコカインを運ぶ仕事に抜擢されるが,届け先が分からないままバス停で待機していると,見るからに不良3名に取り囲まれ,ショットガンで脅されて持ち物すべてを取り上げられる。このままでは帰れない二人は首謀者の風体で聞き込み,自宅を急襲してすべてを取り戻すが,これはキースの仕掛けたテストだった。キースに見込まれたジェームズは,バカンスに出掛けるフロリダの別荘で,キースの持つパソコンから情報を抜き出す使命を与えられる。分析すると,今後コカインには手を出さず,家族が暮らしていける資産を引き出そうとしているようだ。南米に伝手を持つ麻薬組織がキースの別荘を襲い,資産の在処を聞き出そうとするが,運良く浜に出ていたジェームズは拳銃を奪って,襲ってくる男を撃ち,ランドローバーを走らせて,応援を呼ぶことに成功した〜
 mission2:クラスAとは麻薬のランクの事で,コカインはこれにあたる。マリファナはクラスC。悪人らしい悪人っていないのかも知れないと思わされ る。妹のローリンは1回目の基礎訓練で指導員に重傷を負わせ,やっと残ったが2回目で合格になるだろう。この話はまだまだ続く

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最終更新日 : 2013.01.22

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