2013/01/19
ガリレオ7〜

「虚像の道化師」
〜東野圭吾〜

『虚像の道化師』:東野圭吾(ひがしの けいご):2012年8月10日:\1350:文藝春秋:県立M高校図書館
 8を先に読んでしまったが,どうということなし
〜「幻惑(まどわ)す」:念を送って心の汚れを除くという男を教祖とする教団でNo5の財務担当が強い念を送られ,5階の窓から転落死した。教祖は自首して直ぐに帰されたのには,雑誌記者が取材で一部始終を目撃しているからだった。「心聴(きこえ)る」:その会社では不倫の挙げ句に自殺した女が一人。その相手は,子も妻も出ている状態でベランダから飛び降り自殺している。もう一人は病院で幻聴がして老人の杖を振り回して,その場に居合わせた草薙に取り押さえられた。もう一人,若い女が幻聴に悩まされている。「偽装(よそお)う」:バトミントン部の仲間で若くして町長になった者の結婚式に草薙と湯川は参列するが,大雨で山道が塞がり,作詞家の別荘で作詞家と妻が殺されている。第一発見者は娘だが,妻の連れ子で養子縁組もしていなかった。妻は扼殺,夫は猟銃で胸に大きな穴が開いたまま,ロッキングチェアに座っていた。「演技(えんじ)る」:花火の日,女優が主宰の胸にナイフを差し,携帯電話を使った偽装工作を行った〜
 電磁波を使って脳に直接音声を届ける器機はまだないそうだ。引き金に足の親指を掛けて自殺するやり口として,ロッキングチェアに腰掛けた儘という確率は低いよなぁ。携帯電話を使った偽装工作,いまならもう少し巧くできるだろう。電話帳より,リダイヤルの方が簡単だろうに

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最終更新日 : 2013.01.19

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