2013/01/16
売れっ子になった作家の姪と〜

「難民探偵」
〜西尾維新〜

『難民探偵』:西尾維新(にしお いしん):2009年12月17日:\1600:講談社:県立M高校図書館
 新刊本かと思ったら,既に8刷だった
〜窓居証子は大学を優秀な成績で卒業し就職浪人時代を過ぎて就職難民となりかけている。卒業後1年間は親からの仕送りに甘えていたが,アルバイトしながら就職活動すれば大丈夫だと考え,書店員・出版社とアルバイトをしたが,書店は潰れ,出版社は1ヶ月もたずに解雇された。住んでいるマンションからも退去を求められ,実家に帰ろうと相談すると親からは見合いが条件として出された。仕方なく父方の祖母に相談すると,父の年の離れた弟である京樹で手伝いという居候の口が回ってきた。叔父に代わって電話は京都府警からで根深という男の身元引受人になって引き取れと云う内容だった。ネットカフェで寝起きするネット難民らしいが,訪ねてきた刑事によると身分は警視庁の警視であり,わざわざ会いに来た人物は警視総監の真田であった。根深の寝泊まりしているネットカフェで絞殺された後に背中からナイフで一突きされている被害者は大手出版社の専務・焙煎氏で,出不精な人物が京都で殺されている理由と犯人が分からない。その謎の解明に駆り出そうとする真田は1週間で自分の無能振りを明らかにすれば,根深が警察を辞めるのを阻止しないと提案する。新幹線で東京の出版社を訪ねた根深と証子は,秘書の樫村は強引なリストラを行った焙煎に恨みを持っていることを隠さない。もう一人の注意人物はリストラのプロジェクトでは焙煎の右腕だった京都在住の山名氏だが,彼は恨んでさえいない。難民探偵は,怪しいのは山名だと云うが強力な証拠があるわけではなかった〜
 トリックは自分の考えたとおりだったので,気持良いような照れくさいような。この設定が気に入っていたらしく,随分,詳しく設定を書いている。刀語は途中で諦めたが,このシリーズが続くようなら読んでみたいような気がするが,次は設定をだらだらと書くわけにはいかないので大変だ。NISIOISINとは右から読んでも左から読んでもだったなんて気が付かなかった。初めて気が付いたのだろうか,それさえも忘れてしまった

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最終更新日 : 2013.01.16

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