2012/10/15
幻の遺作〜

「ルパン,最後の恋」
〜モーリス・ブラン〜

『ルパン・最後の恋』:モーリス・ブラン:平岡敦(ひらおか あつし):2012年9月20日:\1300:早川書房:県立M高校図書館
 懐かしいビニールカバーとポケットブックサイズ。初版は2012/9/15でこれは再版,どういうこと?
〜父がピストル自殺し,遺されたコラが受け取った遺書には,四銃士の一人がルパンであるから,その言うとおりに動いて幸せになることを願っていた。伯爵はパリから車で30分の城を買い,大尉は子どもを集めて,暴力を振るう大人達を懲らしめている。実の父であるハリントン卿から贈られる金を積んだ飛行機から袋が消え,三悪人がこれを運ぼうとしているが,大尉はこれを捕らえたが,コラ嬢を攫って身代金が要求される。コラの身柄を確保した大尉との仲が接近するが,大尉は現英国王の甥オックスフォード公と結婚し,王妃になるべきだという。まだ敵の攻撃があると考え,パリの邸宅に戻るが,手下の子ども達の情報収集から敵が英国諜報機関で,ルパンが先祖から受け継いだジャンヌ・ダルクの供述を記した本を狙っており,手先のカーベッドがコラ嬢に劣情を抱いて忍び込む計画を察知し,罠を仕掛ける〜
 ルパンシリーズは多分ちゃんと読んだことがないんだ。どうも世界に入り込めない。ブランの書き方は,最初電報文のような素っ気ないスタイルで書き,推敲に推敲を重ねて完成させるスタイルだが,推敲の最中に脳血栓で倒れ,それでも頑張っていたが完成できずに死亡した。子は不完全だと発表せず,孫娘が著作権の切れた71年後に原稿を発掘し発表。確かに粗っぽい気がする。最後の恋と言うことは結婚すると言う事だった。まあ目の前にこの本があって・・・読めて良かったかな

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最終更新日 : 2012.10.16

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