2012/10/01
ああ・・・なるほどね〜

「戦後史の正体1945-2012」
〜孫崎享〜

『戦後史の正体1945-2012』:孫崎享(まごさき うける):2012年8月10日:\1500:創元社:東部台文化会館
 「戦後再発見」双書@
〜日本の戦後の外交を見ると,対米追随派と自主派に分けられ,自主派は@占領軍の指示で追放されたりA検察が起訴しマスコミが大々的に報道し政治生命が断たれたりB政権内の重要人物を切ることを求められ結果的に内閣が崩壊させられC米国が支持していないことを協調し党内の反対勢力の勢いを強められD選挙で敗北E大衆を動員し政権崩壊を招くかして早々に政権を奪われている。自主派は,重光葵・石橋湛山・芦田均・岸信介・鳩山一郎・佐藤栄作・田中角栄・福田赳夫・宮沢喜一・細川護煕・鳩山由紀夫・・・異色な人としては小沢一郎。Aの例としては,芦田均は昭和電工事件,田中角栄・ロッキード,竹下登・リクルート,橋本龍太郎・日歯連事件,小沢一郎・西松建設+陸山会。Eの例が岸信介。対米追随派は吉田茂・池田勇人・三木武夫・中曽根康弘・小泉純一郎の他,海部俊樹・小渕恵三・森喜朗・安倍晋三・麻生太郎・菅直人・野田佳彦。自主派から追随派に移行させるシステムとしては,地検特捜部と報道。一部抵抗派もいて,鈴木善幸・竹下登・橋本龍太郎・福田康夫だ〜
 なるほどねえ・・・そういう見方ができるね。終戦間際は非軍事化と生産の破壊,冷戦開始で再軍備と経済復興,冷戦終結後は経済上の敵とアメリカの大きな流れはある。この@は売れているらしいが,A本当は憲法より大切な日米地位協定入門(前泊博盛)やB安保村の論理(豊下楢彦)は売れるだろうか

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最終更新日 : 2012.10.11

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