2012/08/29
3冊で終わる予定だったのね〜

「ちょんまげ,くろにくる」
〜高橋由太〜

『ちょんまげ、くろにくる』:高橋由太(たかはし ゆた):2012年3月25日:\514:角川書店:東部台文化会館
 ぽんぽこ もののけ江戸語りの3
〜江戸城を占拠したのは葛葉姫という狐で安倍晴明の母であった。安倍晴明が戦国武将だけでなく,九郎判官義経や本田平八郎忠勝,春日局と江姫,柳生石舟斎が出現し,白狐に誘導されて個々の戦いに挑む。葛葉姫と安倍晴明は天守閣で小次郎・廉也・弥生の命を使って,泰山府君の祭を行って家康を甦らす積もりのようだ。父・時国の命と引き替えに復活した二郎三郎こと徳川元康が清明を斬って救ったが,陰陽師は易々とは滅びない。小次郎に襲いかかる式神・千方(ちかた)の四鬼はぽんぽこによって葬られた。江戸の町が焼かれそうになると,燕に姿を変えたぽんぽこは清明の心臓を貫いて倒し,妖力をもって氷雨を降らせた〜
 最初から3巻で終わる予定だったらしい。一冊500円ちょっとで,二月に一度買って楽しむのには良いだろう。義経と善達,雑賀と服部,幸村と忠勝が同時に消え,陰陽師と武士の戦いとなると思いきや,狐と狸の戦いとなった。まっ,ハチャメチャだが,狸が狐に勝利し,山に帰る際に小次郎が付いていくのが良いんじゃない?

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最終更新日 : 2012.08.29

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