2012/08/23
遅筆が災いした〜

「言語小説集」
〜井上ひさし〜

『言語小説集』:井上ひさし(いのうえ):2012年3月30日:\1300:新潮社:県立M高校図書館
 一番新しいのが1995年じゃ古いお話になってしまう
〜「括弧の恋」括弧が出てくるまでに3秒掛かり,閉じ括弧は5秒掛かる・・・ワープロの中で記号同士が揉める:「極刑」小劇団で意味不明な台詞を憶えさせられた女優は正気を失って:「耳鳴り」バンドで作曲も担当する若者が人形劇のテーマソングを聴いてから耳鳴りがするようになり作詞家に報復を:「言い損い」女性を目の前にすると言い損ないをする男と母は特別な関係が:「五十年ぶり」戦時中に方言を調査に行って福岡で拷問に掛けた特高警察と料亭の雪隠で再会し小便を掛けて恨みを晴らす:「見るな」東北の山奥にマレー語起源の言葉があるのは:「言語障害」駅員がアナウンスで知らず知らずに駄洒落を語るのは母に逃げられ掛けた父親の駄洒落好きが影響しており,自分が父親になることを妻から知らされたからだった〜
 ワープロの記号の話は面白かったが,ワープロ機なんてもう15年以上見ていないから懐かしさだけ・・・いい着想なんだけど,いかんせん話題が古い。遅筆が祟ったのではなかろうか

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最終更新日 : 2012.08.23

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