2012/07/09
何故これが受けるのだろう?〜

「ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)」
〜マイケル・サンデル〜

『ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)』:マイケル・サンデル:NHK制作チーム・小林正弥(こばやし まさや)杉田晶子(すぎた あきこ)訳:2010年10月25日:\1400:早川書房:県立M高校図書館
 政治哲学って大学時代に学んだなあ
〜例1)時速100kmの猛スピードで走る路面電車の運転手で行く手に5人の労働者が入るのに気が付くがブレーキは利かず,待避線にハンドルを切れば一人は殺してしまうかも知れないが5人は助かる。例2)それを橋の上から見ている傍観者が隣の太った男を突き落とすと5人が助かる。例3)6人の患者が運び込まれたERの医師が一人の重傷者を救うか5人の軽傷者を救うか。例4)19世紀南大西洋で起きた遭難事故で4人の乗組員の内,海水を呑んで衰弱した給仕の少年を殺して血と肉で飢えを凌いで救出された。例5)臓器移植が必要な患者が5人にて,健康な一人から5つの臓器を取り出して5人を救う。例6)南北戦争当時の徴兵制とイラク戦争時の志願制で公平なのは?例7)契約で代理母となった女性が出産後,子どもを手放したくなくなった。例8)入試の点数は不足するが親が5000万ドル寄付できる子どもを東大に入学させるか。功利主義者のベンサム,帰結主義的な道徳的論法,JSミル,リバタリアニズム,ロック,カントを説明する〜
 電車にハンドルが付いていることってないし,そもそも時速百キロの路面電車もない。工夫して身近な例を挙げようとしているけど,所詮お子様向け。東大生に意地悪な問いかけをしているのは面白いけど

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最終更新日 : 2012.07.21

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