2012/07/06
シリーズ何作目でしょうか?〜

「秋思ノ人」
〜佐伯泰英〜

『秋思ノ人』:佐伯泰英(さえき やすひで):2012年6月17日:\648:双葉社:駅前学習プラザ
 居眠り磐音江戸双紙の39
〜田沼父子と反りが合わずに御側御用取次から甲府勤番支配に転出していた速水左近が3年振りに任を解かれ,江戸に帰って奏者番を務めるべく指令が届いたものの,予定が一月繰り下げられ,更に3日繰り上げとなった。磐音と左近は文を取り交わしていたが,元黒鍬組の弥助が訝しく思うのも無理はない。奏者番への昇進は御三家や譜代組の意志であって,田沼派は歓迎せず左近の命を狙うのは必至であり,帰路の警備を磐音も考慮しているのを見越しての画策だ。江戸からは刺客が向かい,山流しと云われる甲府勤番衆にも気を配らねばならない。果たして,笹子峠で田沼に取り入れば江戸に帰れると踏んだ不良御家人が騎馬で襲ってきたが,速水家の番士・小三郎は浪人衆と云われる武田家の旧家臣が駆けつけて蹴散らした。老中間が足を挫いて脇道を行く一行が小菅村で養生している内に,磐音と左近の息子二人は大月に辿り着くが,多摩川を下ろうとする一行の前には田沼の手によって臨時の川関所が作られていた。霧子と合流したものの強行突破しかないと判断した左近を救ったのは,上流から筏に乗って下ってきた磐音と左近の息子達だった。小梅村は平穏無事だったが,磐音の留守に訪ねてきた佐野は系図を奪った田沼と手を組んだ気配がしてきた。左近が登城すると京都所司代になるための段階であることが徐々に判ってきたが,それは田沼との全面対決を決意しなければならない事態だった〜
 40冊目で終わりそうもないが,40巻の節目に向けての助走と判断した

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最終更新日 : 2012.07.06

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