2012/07/01
いよいよ,その気になったか〜

「岳飛伝@三霊の章」
〜北方謙三〜

『岳飛伝@三霊の章』:北方謙三(きたかた けんぞう):2012年5月30日:\1600:集英社:東部台文化館
 公約していた岳飛を遂に描くかと思いきや水滸伝・楊令伝の続き
〜岳飛の右腕を奪って馬上で絶命した頭領の楊令を失った梁山泊は引き上げ,突然敵対し始めた金の中に取り込まれ,水没した組織は次の頭領を決められずに,日本との交易を担う李俊,金への復讐の炎を静かに燃やす軍を預かる呼延陵や秦英,西の交易路を差配する王貴,黄河の流れを取り戻そうとする呉用,とばらばらに行動を継続する。南宋の秦檜は国力の充実に努め,岳飛は南宋正規軍の中の岳家軍として,張俊は大軍を擁して金の南下を阻み,金は国内の締め付けに窮している。金が南下を開始すると長江の北西で岳飛が,北東で張俊が阻止のための布陣を敷く。背後を狙うのは梁山泊の動きに,金軍は直中を割って撤退した。梁山泊の頭領は呉用と決まったが,補給は滞りないものの,命令は届かない。王貴は黄河流域から長江へ踏破調査を行い,日本の砂金や昆布を長江遡上でもたらし,西域の物資を流す方法を考える〜〜
 まったくの新しい話だと思って期待したら,楊令伝の中に登場させたキャラクターそのもので登場し,話そのものは梁山泊と金と南宋のこと。ちょっとがっかり,ほんのちょびっと安心

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最終更新日 : 2012.07.01

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