2012/06/14
失敗・失敗〜

「ジョン・マン 波濤編」
〜山本一力〜

『ジョン・マン 波濤編』:山本一力(やまもと いちりき):2010年12月31日:\1600:講談社:東部台文化会館
 ちぇ,こっちが一冊目だったか!
〜ニューベッドフォードの捕鯨船・ジョン・ハウランド号は大西洋で鯨が激減したことを受け,太平洋に出漁することを決めた。土佐国・中の浜・12歳の少年・万次郎は遠目が利くことで周囲から妬まれ,大喧嘩をして,宇佐浦へと逃げ出す商人船で筆之丞と知り合い,網元・徳右衛門に厄介になることになった。いないはずの海上に鳥山が立つのを見つけて,鰹漁を成功させ,仲間に認められた万次郎は,かしき役として新造舟・徳右衛門丸の初漁に参加したが,延縄に慣れていないせいで初日の水揚げはなく,室戸岬沖で最終日に豊漁に恵まれたが暴風雨に見舞われ,漂着したのは絶海の孤島。百数十日後に通り掛かった大型の船からは小舟が漕ぎ出された〜
 中編が「大洋編」であったが,なに「大洋編」が頭でも不思議ではない。米国船の話は,それなりに格好をつけた表現を用いれば良いのに,依然とした一力節。それでもサクサクと読めてしまうのは流石ではある。新聞小説かと思ったら書き下ろしであったので吃驚

6月の記録にジャンプ

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2012.06.14

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送