大多喜・万葉ロード
〜和歌と木を見ながらハイキング〜

9月のミニコミ紙で見かけた大多喜町のハイキングコースに出掛けた

ここが入り口

案内板はあるが・地図はなし

万葉ロードと民話の里

万葉ロマンを求めて

 人知れず山の小路に咲く可憐な花,そして日だまりや岩かげに咲く名もない花,そんな花に寄せる思いは,幾歳の歳月が過ぎようとも人々の心に残るものではないでしょうか。
 小雨にうたれているアジサイに失われた恋を思い出している窓辺の少女,秋野のに燃えつくすような「ひがんばな」に 燃える恋を,早春のスミレに,沈丁花の香りに淡い恋ごころを,昔から花に託して恋を詠んだ「歌」はたくさんあります。それは遠く万葉の時代から現代まで,長い歳月を経ても老若男女をとわず心に通じるものがあるとおもいます。
 野に咲く花に寄せる想いは,いつの時代でも変わらないものでしょうか。万葉集というわが国で 最も古い歌集には,花を読んだ歌が数多くあります。それらの歌に織り込まれた想いは,1千年以上もの時を隔てなお私たちの心に通じるものがあります。とくに花のイメージに恋の想いを重ね合わせた歌の数々は,美しい花の魅力に加えて,恋の多様な側面を歌いあげて,私たちの心をとらえます。
 じっと耐え忍ぶ恋,真っ赤に燃えるような恋,せつなくつらい恋,終わりを迎えた恋。私はこの万葉の世界から,そんな恋もようを花に託した歌を集めてみました。〜〜〜恋人を可憐な花にたとえた歌,ひそかな恋心をひっそりと咲く花にこめた歌,そして花の移ろいに恋のはかなさを映し出した歌〜〜〜
 この万葉の恋人たちの歌に,時代がどんなに変わっても変わることのない恋の真実をみることができます。そして,恋の想いを託されることによって,いっそう輝きを増すさまざまな花に出会うことが出来ます。
 いま,大多喜町三条大塚山周辺にみられるものをいくつか捜してみました。
〜ありました。〜ありました〜 ひっそりとあなたが捜してくれるのをじっとまっていました。
皆さんも万葉のロマンの旅にでてみませんか。

どの位歩くのか・どこへ出るのか・書いてくれた方が有り難いが・・・

洒落た事を書いてある

大伴家持
秋さらば見つつ偲へと妹が植ゑし屋前の石竹花咲きにけるかも
   (しのべどいもがうえしやどのしゃくなげ)

シャクナゲ

看板の下には杖が立て掛けてある
(わが相棒は借りました・私はマイ杖を持参しました)

さて・登ろうか

大津皇子
経てもなく緯も定めず乙女らが織れる黄葉に霜な降りそね
(たて)(ぬき)        (もみぢ)


モミジ

柿本人麻呂歌集
往く川の過ぎにし人の手折らねばうらぶれ立てり三輪の桧原は

ヒノキ
です

高橋虫麿
三栗の那賀に向へる曝井の絶えず通はむそこに妻もが

栗は判る

大伴坂上郎女
奥山の賢木の枝に白香つは木綿を付けて・・・

サカキ

こう書くとは知らなんだ

民話がはじめて出てきた


またまた洒落た事が書いてある

「ゴミ」はお持ち帰り下さい
山野草は持ち帰らないで下さい
思い出は大切にお持ち帰り下さい
あなたの足跡は置いていって下さい

罰当たり石

なになに・・・

 昔々のことだ,ここ大塚山は大多喜城下へ山の峰つだいに通ずる交通の要所であり,人々の往来が絶えなかった。またこの地方には固い石が無く,唯一,弓木村から切り出される弓木石といわれる砂岩が民家の土台石として珍重され,この石を牛馬の背にのせ城下へ運ぶ人々の姿をよく見かけた。この山道の端に大きな石があり,その上に道祖神が祭られていたと言う。石に刻んだ道祖神も風雨にさらされぼろぼろに砕け,今は台座の大石だけが残っていた。村の古老がいうには「道祖神を刻んだ石は今はねぇがこの石には今もちゃんと神さまが宿っている。粗末に扱うでねぇぞ」と若者達に言い聞かせた。
 ある日の事,若者が四,五人たきぎ取りにこの山に登ってきた。その中で村一番の乱暴者と言われる若者が「じい様がこの石に神さまがいるゆうたがあんなのウソだ。神さまなんているわけねぇ,おれが今試してやる」と着物の裾をまくりこの石にジャージャーと小便をひっかけた。驚いた他の若者は「よせよ罰が当ったらどうする」と止めたが,「なぁにでぇじょうぶだ,しんぺぇねぇ」となおも小便をかけ最後にしりをまくって大きな「屁」一発 その日の夕方,いっぱいたきぎを背負った若者達が山から下りてきた。その石の所でかの若者が,「見ろ,なんともねぇじゃねぇか」と大笑いして帰っていった。
家に帰った若者は出来そこないの味のあまりよくねぇドブロクを一杯ひっかけ,飯を食うと大いびきをかき寝てしまった。 
 翌朝,かわやへ行き用を足したがいつもと違い少し様子が変だ。覗き込んで見ると自分の物が少し曲がっているようだ「ううん・・・たいしたことねぇ気のせいだ」と仕事に出掛けた。
次の朝,曲がり方がいっそうひどくなった。三日目の朝,若者は「ギャッ」と悲鳴をあげた。なんと釣り針のように曲がり,用を足すと自分の「へそ」にかかった。
さすがの乱暴者もこれには驚き「オッカー実はこれこれこう言う訳だ」と,事の次第を女房に話した。驚いた女房が「それでは二人で謝りゆくべ」と次の朝,暗い内に起き,井戸水を桶に一杯くみ二人でかついで道祖神の所へ来た。折からの残月に照らされた大石に小便のあとがきらきら光って見えた。
二人はタワシで石をきれいに洗い「申し訳ねぇ,これから二度とこんなばかなまねはしねぇから勘弁してくれろ」と二人で額を土にすりつけて謝り続けた。
 それから数日すると少しずつよくなり,半月もすると元通りになった。「やれやれ,やっとなおった」と夫婦で顔を見合わせた。これにこりた若者は心を入れかえ毎日の仕事に精を出すようになったという・・・
「ん・・・女はどうなるって・・・じい様の話だと一晩でおっぱいがしぼみシワシワになるっちゅう話だが,まだ試した者がいねぇから,本当の事はわからねぇ」
 大塚山へおいでの皆の衆よ,世の中の「ルール」はちゃんと守って下せぇよ。明日の朝,お前様のが曲がっていたら色々と困る事があっぺいよ。

竜胆か・桔梗か

まだ蕾です

広場に到着


この看板の脇の旧坂を登る
(ロープが張ってあるのは・車が入らないように・という意味と読んだ)

そう・・無理すれば,ここまで車で来られる
(我々は歩きました)


我々の登ってきた道は北側遊歩道らしい

『万葉のお手洗い』

男性用はポリバケツ・女性用は・・・

では・記念撮影

またしても・タイマーを働かせるまで一苦労


モデルさんも呆れています

ようやく一枚

麓で野良仕事をしている人を一人見かけましたが
その後は・無人

歌は省略

荊(いばら)
です

山頂に行こう!


もう一踏ん張りしましょう

地元の歌人の和歌

(省略)

国土地理院の三角点あり

良い眺めです


また,タイマー撮影に失敗

ようやく成功しました

人家が見えるのは・いすみ鉄道・上総中野駅方面

一番大きな建物は中学

遊歩道の整備と展望台の設営は

平成18年度の事業だそうです・・・
・・・要らないと思いますよ・展望台はネ

さて・下りましょう

詠み人知らず
妹が見し棗の花は散りぬべしわが泣く涙いまだ干なくに

ナツメ
ですか

山ツツジの花芽

薄い紫で・・・・咲いたら綺麗だろうなあ


柏・椿
など

植えてあります

大伴家持
春の苑くれなる匂ふ桃の花下照る道に出で立つ少女

モモ
ですね

詠み人知らず
み薦刈る信濃の真弓わが引かば貴人さびて否と言はむかも

マユミ(真弓)
というのは
サカキとよく似ている


ハギ(萩)
かなあ?

さ・帰ろう

9月17日から10月31日まで野生鹿の有害鳥獣捕獲を鉄砲により実施します
山林への立ち入りは危険ですので注意願います
大多喜町営林業地域協議会

ひぇ
・・・そういえば・・・
鉄砲の音

聞いたような気がする

尤も,期間は終了していますがね

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最終更新日 : 2005.11.05

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