2018/05/17
〜そういう結末を選んだかぁ〜

「盤上の向日葵」
〜柚月裕子〜

『盤上の向日葵』:柚月裕子(ゆづき ゆうこ):2017年8月25日:中央公論新社:¥1800:県立CSRD高校図書館
 人間の業って恐ろしいなぁ
〜大宮の北にある放棄された山を手入れしようとして出て来た遺体と一緒に時価600万円する将棋駒が出て来た。プロになれずに奨励会を辞めた異色の埼玉県警の新米刑事が切れ者と評判のベテランと希なる駒を追う。真剣将棋の元アマ名人と,二十代で巨万の富を築いてプロ棋士に転身した東大卒の炎の棋士が浮かび上がる〜
 羽生さんや藤井君のお陰で将棋はポジティブな印象を持たれているけど,その人の背負っている業がでるかも知れないね。いや,凄い結末だった。この厚みの本を見ると読むのを躊躇ってしまうが,読み始めると一気,流石,本屋大賞の第一位!

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最終更新日 : 2018.05.17

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