2018/4
〜4月に読んだ本〜

神々の午睡 下 ☆☆☆ ブとタのあいだ 太陽と乙女 ☆☆ 夕陽の梨 ☆☆☆
とことん・ワニ ☆☆☆☆ がん消滅の罠 ☆☆ きつねのはなし  

冊数が多いのは真面目に仕事をしていない証拠

読書記録の目次に戻る

18/04/26
『きつねのはなし』:森見登美彦(もりみ とみひこ):2006年10月30日:\1400:新潮社:県立CSRD高校図書館
 この連作は消し去りたい失敗作だね
〜「きつねのはなし」古道具屋でバイトをしている僕は奥行きの長い屋敷に通され,主に彼女の名前を告げると消えてしまった彼女を吉田山の節分会で探し出して連れ帰る「果実の中の龍」先輩はシルクロードを歩き通したり不思議な経験をしているが,長いつきあいの彼女が東京に移って分かれる際に,すべてが作り話だとわかった「魔」荒神橋近くの酒屋で剣道を趣味とする高校生の家庭教師を務める僕は近所の人が僕の顔を見て逃げていく不思議に遭うが,界隈では通り魔的な事件が起きていて警戒中だった…「水神」祖父の通夜で伯父二人と父と線香番をしながら古道具屋が預かり品を届けるのを待っていると不思議な出来事が次々に発生し,深夜届けられたガラスの銚子に入れられた百年前の水を祭壇に供えると中庭から大量の水が湧き家が流され水は疎水に傾れ込む〜
 キツネ顔の胴の長い魔物??…キツネは不吉,楽しくないし…この後でタヌキを選んで正解だ

読書記録の目次に戻る

18/04/24
『がん消滅の罠』:岩木一麻(いわき かずま):2017年1月26日:宝島社:¥1380:県立CSRD高校図書館
★★
 副題「完全寛解の謎」・・・なんだかなぁ〜〜・・・
〜高校時代の友である生命保険会社に勤める森川から、リビングニーズを受け取った後に寛解した元末期癌患者ががんセンターで治療を受けていたといわれ、夏目は調べたが、不審な点はない。それは仲間の羽島も同様の意見だった。他の契約者も探っていくと、不思議な一致が見いだされた。それは湾岸医療センターで、その理事長に納まっているのは夏目を最後の弟子として博士号取得まで面倒を見た後、東都大学を去った西條先生だったのだ。初期癌を発見し、切除した後で、組織培養して抗がん剤を試し、一定時期が過ぎた後で注射で患者に戻して癌を再発させ、保険金を受け取った後に効果が認められた抗がん剤を投与して、寛解に導いたのではないか。地位や金がある患者のコネを使って何かをなそうとしたのだろうが、証拠ははい。障害を持つ娘を持つシングルマザーの組織を調べると…〜
 凝り過ぎだ! 好きじゃない! 書いちゃうかな! 西條先生の最愛の娘・恵理香は無精子者に精子を提供するボランティアに励む夫に復讐するために妻が事務職員と不貞を働いた結果だった。精子を提供した結果は湾岸医療センターで一緒に働いていた宇垣だった・ヘッ、何だよ!!

読書記録の目次に戻る

18/04/19
『とことん・ワニ』:ひろかわ さえこ:1989年1月:あかね書房:¥700:県立CSRD高校図書館
★★★★
 ●ワニについての まじめなはなし●
〜〜
  可愛らしい本ですこと

読書記録の目次に戻る

18/04/18
『夕陽の梨』:仁木英之(にき ひでゆき):2008年5月2日:学習研究社:¥1400:千葉市若葉図書館泉分館
★★★
 新聞や雑誌や舞台パンフレットで発表してきた雑文を集めたエッセイ大全軽妙洒脱な部分がない
〜1李我(朱温の師・隠棲している)2龐(桂州に派遣されていた武寧藩鎮の一部隊の長で勝手に帰還しようとする)3辛讜(親友の杜滔が治める泗州城に乗り込み救援を求める使者を務め、徐州の兵から城を守る)4姚周(龐の仲間)5布袋(弥勒の生まれ変わり?)6王仙之(私塩商人)7朱存(朱温の次兄)8黄巣(私塩商人・長安に迫る)9朱温(後に梁を建て禅譲される)〜
 朱温とは唐から禅譲されて梁を建国した朱全忠のこと

読書記録の目次に戻る

18/04/13
『太陽と乙女』:森見登美彦(もりみ とみひこ):2017年11月20日:新潮社:¥1600:県立CSRD高校図書館
★★
 新聞や雑誌や舞台パンフレットで発表してきた雑文を集めたエッセイ大全集
〜@読書するAお気に入りを語るB自著とその周辺CぶらぶらするD日常E特別書き下ろし「森見登美彦日記」を読むF空転小説家〜
 1600円とは生意気な!が感想:読み応え(読み辛さ故の)はあるけどね。岡本太郎の太陽の塔は再び注目を集めている。耐震補強をして内部改装したのだね。もう一度、大阪万博を!の一環かもしれない。分かったのは、大学院当時にファンタジー大賞を貰い、大学院卒業後、公務員として国会図書館の関西分館に勤め、東京に転勤して結婚し、勤めを辞めて専業小説家になったが、大震災も影響して書けず体調も崩して、東京を引き払って奈良に転居し・・有頂天家族の2が復帰作

読書記録の目次に戻る

18/04/12
『ブとタのあいだ』:小泉吉宏(こいずみ よしひろ):2007年2月16日:メディアファクトリー:¥950:県立CSRD高校図書館
 シリーズ最終で説教っぽくなった
〜(序あいだに何が?)知るという方法・わかる・全体を見る・自分にすt棒する人・比較する癖・幸福の発明・言葉は万能じゃない・通じない言葉・視点を変える・思考の効率化・曖昧な価値・「思う」と「考える」・知識と知恵・選択する・分別する・抑圧された怒り・慣れるということ・生きる力・記憶と自分・痛み止めの薬?・苦しみとのつきあい・べき・名前の魔力・エゴのからくり・そのまんま・奇跡も魔法もなく・(あとがきにかえて)〜
 本の作りは大変良い。各ページの背景の地が反転しているイラストになっていて凝った作り。イラスト、絵、漫画の類いが減って活字が多くなると、やっぱり著者の背後にある思想が透けて見えてくる。漫画は佳く出来たカモフラージュだったのだね

読書記録の目次に戻る

18/04/07
『神々の午睡 下』:清水義範(しみず よしのり):1992年3月15日:講談社:¥1300:県立CSRD高校図書館
★★
 多分,読んだよ・・・
〜本多盛太(空海と日蓮)はすべてを学びたいと天豊と名乗りを変え央国に渡り帰国して。南の島の酋長はアマロク教の布教を許し,自らの文化が破壊されていく様子に抗おうとして腹心の部下の放った縦断に倒れた。十字軍や宗教の違いが原因となる戦争。現代日本人の宗教心もそこそこ,今やお寺経営はファミリービジネス,新興宗教,テレビやスーパーコンピュータも神となる〜
 あちこち夫婦で旅行したりテレビを見たり新聞を読んだりしてて,宗教に触れ,思うところを書いたんだろうね

読書記録の目次に戻る

18/04/
 
★★
 
〜〜
 

読書記録の目次に戻る

最終更新日 : 2018.04.30

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送