2018/02/09
うーーん〜

「秋山善吉工務店」
〜中山七里〜

『秋山善吉工務店』:中山七里(なかやま しちり):2017年3月20日:光文社:¥1500:県立CSRD高校図書館
 「さよならドビュッシー」を書いた人だった
〜小五の太一は家の家事で父親が死に、嫌がる兄・母と共に父の実家である工務店で居候生活を始めた。小学校では不良じみた男子に仲間に誘われたが断ると、いじめが始まる。兄はやり返せと言うが気が進まず、祖父はそういう弱い人間こそ守ってやらなければいけないと言う。暴力を受けて反撃し放課後に仕返しが待っていたが、職員室に呼ばれている内にいじめっ子が下校し、途中で上級生にいじめられている場面に遭遇した。祖父の言葉を思い出して救出に向かい、太一へのいじめはなくなった。中二の雅彦は不良と評判の同級生を倒し虐められることはなかったが、前の学校での先輩に偶然出会い、組の下部組織がやっているハーブ店のアルバイトを始めた。客の一人が新宿で車を暴走させ、別の自衛官は銃を誤射してそれが雅彦の同級生の父だった。ショックで抜けさせて貰おうと頼み込んでも暴力を振るわれるだけ。様子を見ていた祖父が組事務所に乗り込んでアルバイト代を突き返し、古なじみの組幹部からも了解を得たが、雅彦は新たな借金ができて祖父の元で大工の手伝いを始めた。景子は自立できる仕事を探して、ようやく<くりむら衣料>という店でのパートがあてがわれた。客の評価で正社員への道が開かれていると聞いて積極的に客に接触し、アンケート用紙への記入をお願いして、二人しかいない正社員に迫る得票を得ていくが、ジャージ姿のデブ女に接客していると、あれやこれやとクレームが付けられ、商品交換から返金、借金の申し入れもされてしまう。金に詰まった景子が工務店の手提げ金庫に手を出そうとしたところで声を掛けたのが姑の春江。事情を話した数日後、クレーマーの弱みを握った春江と一緒にクレーマーを問い詰めると張本人は客の評価で景子に迫られていた正社員の女だった。景子は店を辞め、工務店の事務の手伝いを始める。善吉の息子でゲーム開発者であった史親だけが二階で焼死した事故は事件だと踏んだ刑事・宮藤は自分も設立メンバーだったゲーム会社からリストラで辞めさせられた夫が疎ましくなって妻である景子が火事を装って殺害したと疑惑を確かめるために景子に近づき、任意同行まで持って行ったが、舅である善吉が警察署に乗り込んできて、時限装置はどう作ると逆襲されて、景子の身柄を引き戻されてしまった。不仲であった父と子を調べる内に、息子宅に忍び込んで火を付けたかもしれないと善吉を疑い始めるが…工事現場の防塵鉄板が落ちてきて子供を救うために身を投げ出した〜
 う〜ん…こうもリアルな表紙の絵は困るよね。想像力を削がれるから…。校正が甘いかな・「渋々といった体で」(P272)→「態で」。ああもう一カ所!これは決定的だったのにもう見つからない・奇数ページの一番最後の単語で、次のページに掛かっているから見過ごされたのだと考えたけど

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最終更新日 : 2018.02.10

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